ナレーションの声とBGMを合わせるコンプレッサーの設定を解説します


って疑問にお答えします。
原因は音量の平均に、差があるからなんです。
この記事では、音量の平均差をキレイにそろえてくれる「コンプレッサーの設定」について解説していきます。

目次
ナレーションとBGMを合わせるコンプレッサーの設定値
- ナレーションとBGMを合わせるコンプレッサーの設定値
- アタック:32ms
- リリース:51ms
- レシオ:4:1:1
- 二ー:0.7
- スレッショルド:-6.0db
ナレーションで BGM と合わせるコンプレッサーの設定は、こんな感じですね。
ちなみに画像は Apple の DAW「Logic Pro X」の標準コンプレッサーです。設定のポイントは、次のとおり↓
- 子音を聞き取りやすくするため、アタック遅め
- リリースは早口だから早め
- レシオは 4:1 ぐらいで自然な圧縮感を演出
- ニーは耳で聞きながら、一番音のいい値で設定
- スレッショルドは、収録された声の音量に合わせて変更する
コンプレッサーの設定値は、こんな感じの思考回路で決めております。
声の大きさをとにかく、大きくしたいって願望あると思うんですよね。そんなときは、これを試してみてください↓
- アタック最速:0ms
- レシオ比率を高め:10:1〜
- スレッショルド下げて-20.0db〜
こんな感じ。この設定は、耳に痛い声になるのでオススメはしませんけどね。
独学で設定値をいじることで、使い方がみえてくるものですよ?
音の大きさを揃えるコンプレッサーとは?
音の大きさをコントロールするプラグインのことを、コンプレッサーと呼びます。
Sleapfreaks さんの動画。コンプレッサーの働きが、わかりやすいのでおすすめです。
【SLEEP FREAKS YouTube】
WAVES R-Comp 紹介動画(Sleepfreaks DTMスクール)
- 声が大きいところを潰す
- 全体の大きさを平均化。
- 音量の大小が少なくなるから、人間の耳はすごく大きい音と感じる

どうしてBGMとナレーションの声を合わせるのに、コンプレッサーを使うの?
問題です。どうしてBGMとナレーションの声を合わせるのに、コンプレッサーを使うのでしょうか?
たとえば、
- ナレーションの声
- BGM
どちらの音量が、大きいでしょうか?
・
・
・
その通り!BGM の音量の方が、大きいんです。
だから、ナレーションとBGMの音の平均を合わせるために、コンプレッサーを使うんです。
編集でナレーションと BGM を、きれいに合わせることをするために、コンプレッサーを活用するんです。
もちろん音量ボリュームで揃えるパターンもありますし、ほかにも細かなテクニックはあると思います。
手っとりばやく個人の配信者がコンテンツを作るなら、コンプレッサーでさくっと音を揃えるやり方は、とてもかんたんです。
声を大きくする秘密兵器 Waves の「MV2」
プラグインサイト:MV2 - Waves
MV2 は、音を平均化させる秘密兵器なプラグインです。
メリットは、小さい音を持ち上げるので、音をつぶすコンプレッサーより音質の劣化が少ないこと。デメリットは、録音環境がわるいと雑音が大きくなること。
WAVES 製品だから、操作が初心者にもわかりやすいんですよ。LOW LEVEL の値を変更すればOK。まさに秘密兵器ですよね。
WAVES GOLD っていうアマチュア向けのパッケージにバンドルされているから、安く導入できちゃいます↓
まとめ
ナレーションの声と BGM を合わせるコンプレッサーの設定について、まとめてみました。
BGM に負けない声をつくることで、きれいに混ぜ合わせることが簡単にできます。
設定値を参考に、あなたもBGMとナレーションを常時にまぜあわせてみてください。
次回予告>>>ナレーションの声と、BGMを合わせるのに役立つEQ・イコライザーの使い方と、設定値。
ナレーションの声と BGM を編集するのに役立つ「3 つのポイント」をまとめた記事も、合わせて読んでみてください。
あなたの作品のクオリティが、さらに一段アップしますよ↓