Kensington Expert Mouse「K72359JP」レビュー!!実力は本物か?

Kensington の Expert Mouse Wireless Trackball「K72359JP」って、実際使ってみてどうなの?って疑問を、解決していきます。
トラックボールマウスのメーカーといえば、やっぱりいちばん最初に名前がでてくるのが...Kensington さん。
なかなか初心者にとっては、手の出しづらいトラックボールマウスという界隈。ひときわ輝く高嶺の花が、Expert Mouse Wireless Trackball「K72359JP」さんですよね?



- Kensington Expert Mouse「K72359JP」の使ってみたレビュー
- Kensington Expert Mouse「K72359JP」のデザインがわかる写真
- Kensington Expert Mouse「K72359JP」の付属品一覧
- Kensington Expert Mouse「K72359JP」の操作性やカスタマイズ
- Kensington Expert Mouse「K72359JP」の気になる疑問点
- ...など。
いままで、ロジクール・エレコムさんのトラックボールをもっている筆者の私が、実際に使ってみた感想で、その実力が本物なのか?見極めていきたいと思います。気になっていたけれど、迷っていた方は、ぜひ参考にしてみてください。
というわけで今回は、Kensington のワイヤレストラックボール Expert Mouse「K72359JP」について、レビューさせていただきます。
目次
【レビュー】Kensington Expert Mouse「K72359JP」ワイヤレストラックボールの実力は、本物なのか?!
Kensington Expert Mouse「K72359JP」ワイヤレストラックボールについて、レビューしていきます。
はたして、Kensington Expert Mouse「K72359JP」の実力は、DTMer にとって本物なのでしょうか?いままで憧れだった夢のKensington エキスパートマウス ワイヤレストラックボール。実機を入手したので、実際に試してみた感想を、レビューさせていただきました。
「外観・付属品・素材感・クリック、スクロールリング・操作性」というポイントで、Kensington のエキスパートマウス ワイヤレストラックボール「K72359JP」を買うべきか考えているあなたの悩みを、解決していきます。それでは、いってみよ〜!
1.愛される大きくて厚みのある見た目|外観・デザインレビュー
Kensington Expert Mouse「K72359JP」の外観・デザインについて、大きく厚みのあるデザインに、信頼感を感じます。
2016 年に発売されたワイヤレストラックボール。発売から、2020年6月14日時点で、4年ほどが経過しました。もうすこし、スリムなデザインでもいいのでは?なんて思いますが、これには訳があるんですよ。
Kensington Expert Mouse「K72359JP」は、有線タイプの「Expert Mouse」とほぼ同じデザインなんです。有線タイプの「Expert Mouse」は、2004 年に発売でした。だからこのデザインは、16 年かわらずにリリースされているってことなんですね。
これには、正直おどろきました。しかしこの厚みがあって、角度のあるデザインだからこそ、ユーザーから長年愛されているプロダクトとして継続して販売が続いているかもしれません。
実際にスタジオのデスクに置いてみると、分厚いからといってやぼったいということはないんですよね。ワイヤレスで配線がないから、スタイリッシュな空間を演出してくれます。赤の大玉も、落ち着いた色なので、大人の雰囲気すら漂わせてくれています。
有線タイプのデザインでは、一部パーツがグレーの配色もありました。ワイヤレスタイプでは、全体がブラック(黒)で統一されているため、引き締まった印象をうけるのも特徴かもしれませんね。
長年愛され続けている大きく厚みのあるデザインは、トラックボールマウスの堅牢性も感じられるので、信頼感につながっていますよ。
2.パームレストが標準装備。お得!!|付属品レビュー
- Kensington Expert Mouse「K72359JP」本体
- パームレスト
- 単三乾電池2本
- 日本語の取り扱い説明書
- TrackballWorksソフトウェア 説明書
- パームレストの取り付け方説明書
Kensington Expert Mouse「K72359JP」の付属品について、レビューしていきます。
ケンジントンは、カリフォルニア州サンマテオに本社をおく会社ですが、取り扱い説明書は、ちゃんと日本語に対応していました。トラックボールのカスタマイズソフトウェアも、もちろん日本語なので安心してください。
注目したいのは、パームレストですね。 Kensington Expert Mouse「K72359JP」を操作するときに、角度があるため手首がデスクにあたるんですよね。それを防止して疲労から守ってくれるのが、パームレストです。標準でついてくるところが、うれしいですね。合成皮のようなみためで、ちょっとゴムのような感触ですね。
さらに単三電池がついてくるので、買ったその日から使い始めることができますよ。
3.考え抜かれた感触|素材感レビュー
Kensington Expert Mouse「K72359JP」に素材感は、考え抜かれた感触です。
大玉の感触やすべり心地はさることながら、クリックボタンやそれ以外のパーツのサラサラ感まで、考えられた設計という印象をうけました。さすが、業界の標準となっているトラックボールマウスですね。
スクロールリング部分は、シリコン性のゆびがすべりにくい素材でできています。凹凸がついているので、爪などをひっかけながら回すこともできるようになっています。
はじめて Kensington Expert Mouse「K72359JP」 にふれたときに、なんのひっかかりもなく触る始めることができました。サラッと流れるように、使い始められたんですよ。
わりとマウスをたくさん使ってみると、「ここの素材感が、指に気になる」「このパーツが手に馴染まない」なんて思うこともあるんですが...Kensington Expert Mouse「K72359JP」の素材感は、そういったことを一切感じませんでした。
そういったところが、Kensington のワイヤレストラックボールの評判のよさに繋がっているのかもしれませんね。
4.人それぞれの操作ができる良さがある|マウスのクリックボタン・スクロールリングレビュー
Kensington Expert Mouse「K72359JP」のクリックボタンと、スクロールリングについて、レビューしていきます。
クリックボタンは、ぜんぶで4つあります。各ボタン1つずつおすのと、上下2つのボタンを同時におす操作ができます。つまり、実質6ボタンのトラックボールになるわけですね。ソフトウェアやカスタマイズについては、記事の後半で触れていきますよ。
またクリックボタンの音は、すこし艶のある音を響かせてくれます。決して乾いた音ではないので、耳障りではありません。筐体が大きい分、音も低くなっているかもしれません。静かな部類にはいるため、音楽制作やうるさくできない環境での利用でも問題ない作りになっています。
スクロールリングは、通常のマウスのようにホイールクリックタイプではありません。大玉トラックボールのまわりに、リングがついています。水平にリングをまわすことで、ホイールスクロールを実現しています。
このリングが、またいい感じにスムーズに回ってくれるんですよ。ヌルッとした感触いいますか、潤滑油の上をすべるような感覚なんです。これが好きで、意味もなく回してしまうんですよ。けっこう、そういうかたいると予想。
ただ、ここでひとつだけ個人的に気になるポイントがあるんです。それは、ドラッグ操作をするときに、親指が痛くなってしまうことです。Kensington Expert Mouse「K72359JP」のクリックボタンは、上からでも横からでも力を受け止められる構造のボタンを採用しています。
この自由度の高いクリック角度の力加減ができるおかげで、ひとそれぞれの操作するスタイルが生まれるんだと思いますが...わたしの場合は、クリックする角度の見つけ方がへたっぴなのか、親指の付けねの部分が痛くなってしまうんですよね。いろいろな角度でクリックする実験をしているので、痛くない角度を見つけたら追記しようと思っています。
5.定番は定番たる所以がある|操作性レビュー
Kensington Expert Mouse「K72359JP」の操作性について、レビューしていきます。
実際にKensington Expert Mouse「K72359JP」を使いながら、初心者 DTMer でもストレスがたまらないのか?気になりますよね。実際に Logic Pro X で、DTM をやってみた個人的感想は、まったくストレスを感じませんでした。
マウスの操作性は、いたって良好です。大玉のトラックボールということもあり。余裕をもって、カーソルの移動ができます。とにかくボールのすべりがいいんですよ。他社のトラックボールマウスもつかっていますが、このすべりの良さというか、心地よさはいったいなんなんでしょうか?レベルというか、世界観が違うんですよ。
Kensington のトラックボールはさかさにすると外れますが、わりと他社は落ちないような構造になっているんです。このあたりに、すべり心地のよさの違いがあるのかもしれないと、予想しています。
すでにクリックボタンレビューで書きましたが、マウスのドラッグ操作については、個人的には親指が痛くなる場面があります。クリックの押し方でなおると思うので、いろいろ試行錯誤していますが...ファイルを固定するクリックボタンをおしたまま、大玉を転がしてドラッグ移動する操作は、やっぱり便利です。トラックボールならではの良さですよ。
DTMer であれば、たくさんの MIDI を選択するような場面で、これほどつよい味方はいません。細かい操作も、個人的には普通のマウスよりもやりやすいと感じているので、トラックボール+DTM の組み合わせは、やはり「GOOD」なのかもしれません。
ソフトウェアによるカスタマイズで、各クリックボタンのカスタマイズも可能です。わたしは、上二つのボタンにコピー・ペーストを割り当てたり、上下のボタンにスクリーンショットボタンと、「Mission Control」という画面やアプリを切り替えるボタンを割り当てたりして、作業用のカスタマイズをしています。なんの不自由もなくつかえているところに、さすが Kensington さんだなぁ〜と、感嘆の声がもれちゃっていますよ。
DTM の作業でもストレスを感じることなく、さらにカスタマイズで便利になる。定番のトラックボールには、定番たる所以があるのかもしれませんね。
Kensington Expert Mouse「K72359JP」 の疑問をわかりやすく解決!
それでは最後に、Kensington Expert Mouse「K72359JP」のちょっとした疑問などを、一問一答で解決していきます。
Kensington Expert Mouse「K72359JP」を買うまえに、わたしが悩んでいた疑問など、実際に使ってみたユーザーの目線でお答えいたしますね。
Kensington Expert Mouse「K72359JP」の電池は、なにを使うの?
【質問】電池は、何を使うんですか?
【回答】単三乾電池を、2本使います。
【コメント】
電池は、奥に並べていくタイプですね。とりはずしやすいように、ベロもついています。ベロを巻き込みながら、電池を1本ずついれていきます。
単三電池を2本いれたら、蓋を閉めて完了です。すぐに電池がなくなる!なんてことはありませんので、安心してください。2020年5月にとどいて1ヶ月つかってきましたが、まだ電池切れになっていません。けっこう、省エネなのかも?
Kensington Expert Mouse「K72359JP」の接続方法は?
【質問】どうやって接続するの?
【回答】USB レシーバと、Bluetooth(ブルートゥース)の2つの方法で、パソコンと接続できますよ。
Kensington Expert Mouse「K72359JP」の設定や、カスタマイズはできますか?
【質問】「K72359JP」の設定や、カスタマイズはできますか?
【回答】TrackballWorks™ソフトウェアで、カスタマイズできますよ。
【コメント】ボタンのカスタマイズや、カーソル・スクロールの速度設定なども可能です。Windows・Mac 版があるので、環境に合わせてダウンロードしてみてください。
【ソフトウェアのダウンロードは、こちら】エキスパートマウス ワイヤレストラックボール | 人間工学に基づいた入力デバイス | Kensington
Kensington Expert Mouse「K72359JP」って、手首は疲れないの?
【質問】「K72359JP」は、手首の疲れはありますか?
【回答】手首の疲れは、感じません。
【コメント】手首の疲れは、感じません。中指操作のトラックボールなので、手首が固定されるからでしょうか。長時間作業する DTM のような場面で、助かっています。手首の疲労軽減で、存分に力を発揮してくれますよ。
有線の「Expert Mouse Optical Trackball」とワイヤレスの「エキスパートマウス ワイヤレストラックボール」、どっちがいいの?
【質問】ケンジントンのエキスパートトラックボールは、有線とワイヤレスどっちがいいの?
【回答】電池交換の考え方で、変わってきます。
【コメント】個人的には電池交換よりも、コードがないことを優先したのでワイヤレスタイプを選びました。しかし、仕事で使う場面では電池交換はない方がメリットがおおきいですよね?電池交換が苦でなければ、ワイヤレス。電池交換がデメリットになるなら、有線タイプを選びましょう!!
Kensington Expert Mouse「K72359JP」レビューまとめ
Kensington Expert Mouse「K72359JP」レビューさせていただきました。ど定番の老舗メーカーケンジントンのトラックボール。その実力は、本物なのか?という視点でレビューさせていただきましたよ。まとめると、こんな感じです↓
- 外観・デザイン:大きく厚みのある長年愛されるデザインに、信頼感を感じる。
- 付属品:パームレスト・電池が標準装備でお得!!日本語マニュアルもある
- 素材感:大玉の滑り心地がいい。サラサラとした各ボタンの手触りもいい。考え抜かれた素材感
- クリック・スクロールリング:カスタマイズ可能。クリック音は少し艶のある静かな音。スクロールリングは、オイルの上を滑るような感覚
- 操作性:操作性はいたって良好。クリックボタンと、カーソルの移動が別々なのはやっぱり便利。カスタマイズ性もあいまって、感嘆の声が漏れた。
- 総評:やっぱり、定番には定番たる理由があった。高い水準で、バランスがとれている。
10 年以上歴史のあるトラックボールのデザインを、数ヶ月使っただけでレビューともいうのも...なんともおこがましいですが、これから Kensington Expert Mouse「K72359JP」を購入しようか悩んでいるかたの参考になれましたら幸いです。
あらためて、レビューをよんでみたいという方は、下のリンクをご利用ください。記事の上部に、移動することができますよ。
【記事上に移動する】【レビュー】Kensington Expert Mouse「K72359JP」ワイヤレストラックボールの実力は、本物なのか?!
今回の記事は、2020年6月14日時点での使用感です。長期間使用したときに、あたらしく感じたことなど追記していく予定です。さらに、書ききれなかった大玉トラックボールのすべりの良さなども、随時加筆していきますね。
Kensington Expert Mouse「K72359JP」のレビューが、あなたのトラックボール選びのお役に立てていたらうれしいです。それでは、今回はこの辺で!?
ほかにも、トラックボールマウスについて、選び方やメーカーなどまとめた記事を書いています。気になった方は、あわせてこちらの記事もごらんください。
【関連】トラックボールマウスまとめ。おすすめタイプ見つけよう!!【2020】

参照元:エキスパートマウス ワイヤレストラックボール | 人間工学に基づいた入力デバイス | Kensington
※画像:サウンドテック・ラボ
※掲載内容は記事作成時のものであり、現在は変更になっている場合があります。あくまでも、自己責任にてご購入いただきますようお願いいたします。