日産リーフの補助金が、WLTP導入で減額かも?いつまで40万もらえる?

2018年10月以降の新型車から、あたらしい基準 WLTP 燃費モードが適用されました。いままでの JC08 モードより、より厳しく実際の走行距離に見合った燃費測定方法となります。
あくまでも個人的な予測ですが、燃費基準がかわることで、日産リーフの補助金額が減ってしまうと予測しています。
なぜなら、日産リーフの一充電距離が、短くなってしまうからです。
- 日産リーフ 40kWh 一充電距離(燃費モードの違い)
- JC08 モード:400km
- WLTP モード:322km
- 日産リーフ 62kWh 一充電距離(燃費モードの違い)
- JC08 モード:570km
- WLTP モード:458km
一充電走行距離については、日産:リーフ [ LEAF ] | 充電・航続距離の値を、参考にしています。
というわけで今回は、一体どうなる?日産リーフ 40kWh・62kWh の補助金?と題して、日産リーフの補助金の今後について、調べてみました。
※ 2019/06/04 追記。40kWh モデルの WLTCモード燃費を、公式サイトの 322km に記事を修正・加筆いたしました。
目次
日産リーフの補助金が、減額予想の理由とは?
WLTP 燃費モードの導入によって、日産リーフの補助金が、減額になる可能性を感じてしまいました。
あくまで予想ですが、その理由をお伝えさせていただきます。
理由1:新しい燃費基準 WLTP 日本導入
- 市街地モード(WLTC-L)
- 郊外モード(WLTC-M)
- 高速道路モード(WLTC-H)
3つの走行パターンで、燃費を測る国際的な試験方法のことです。
理由1は、新しい燃費基準 WLTP が、日本に導入されるからです。
2018 年 10 月から、WLTP モード燃費が、日本で導入されました。導入に合わせて、JC08 モードは 2018 年 10 月で廃止となります。
WLTC の測定方法は、JC08 モードより、実際の走行に近い燃費がわかると言われています。
これによって、日産リーフの一充電距離が変わってしまうため、もらえる補助金の金額がかわります。
距離によって金額が変わる点については、理由2で解説します。
理由2:補助金の計算が変わる
理由2は、日産リーフの補助金の計算式の結果が、変わってしまうからです。
- 補助金の計算方法
- 「一充電距離 x 1,000円」
※詳細については、一般社団法人次世代自動車振興センターの補助対象車両一覧を参照してください。
これまでは、JC08モード(400km)の一充電距離で、計算されていました。今後、この計算式の一充電距離が変更になると予測できます。つまり...
- 400km(JC08)× 1,000円 = 400,000円
↓
- 322km(WLTP)× 1,000円 = 322,000円
日産リーフの補助金の予想額は、いくらになるの?
上記2つの理由から、今後日産リーフの補助金が変わるのではないかと予測しています。
この見出しでは、40kWh と 62kWh の補助金が、今後いくらになるのか計算していきます。
40kWh の補助金の予想額:32.2万円?
補助金の予想額:32.2万円?
- 322 × 1,000円 = 322,000円
- 日産リーフ 40kWh 一充電距離
- WLTP モード:322km
40kWh モデルは近い将来、40万円の補助金が、32万円に減額されるのではないでしょうか?
2019年6月4日現在のところ、補助金は 40 万円となっているため、ほっと安堵しているところです↓
一般社団法人次世代自動車振興センター
62kWh の補助金の予想額:上限の40万円
補助金の予想額:40万円
- 458km × 1,000円 = 458,000円
- 日産リーフ 62kWh 一充電距離(燃費モードの違い)
- WLTP モード:458km
計算式では 45 万円になりますが、補助金の上限は 40 万円となっています。そのため、62kWhは満額の 40 万円がもらえる予測ができます。
いつまで補助金は、40万円もらえるの?
正確な日程は、いまのところつかめていませんが、続報が入り次第、追記していきます。
補助金40万円がいつまで続くのか、気になりますよね。
2019年の段階では、補助金の規定の文中に JC08モード値でも大丈夫という記載が残っていました↓
(注)一充電走行距離及び EV 走行換算距離は、JC08 モード値又は WLTC モード値(国土交通省審
査値)とする。補助金交付に関する規程 より引用
この注釈が WLTC のみとなったときに、日産リーフ 40kWh の補助金が 32.2 万円になってしまうことは誰もが予測できる未来だと思います。
補助金が、ずっとあるわけじゃない
日産リーフの補助金は、いつかもらえない日が訪れます。
電気自動車の台数が増えていけば、補助金をたくさん出す必要がなくなってくるわけです。
たとえば平成30年11月16日に、一般社団法人次世代自動車振興センターが「平成30年度クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金(CEV補助金) 今後の事業の進め方について」というお知らせを、掲載しました。
CEV補助金を利用するクリーンエネルギー車の購入が増えているせいか、平成31年3月4日の申請受付期限以前に予算不足が発生する可能性が極めて高くなったという文言を見つけることができます。
○なお、平成30年2月1日以降の登録車両については来年度事業での申請対象とする 方向で経済産業省が検討しています。
翌年の補助金について、平成29年度の時点ですでに検討されていたのですが、「平成30年度クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金(CEV補助金) 補助金申請受付開始に関する今後の予定について」では、消えてしまっているんです。
2010年には 78 万円だった補助金が、2019年は 40 万円まで下がっています。
どのように推移していくのか、わたしにもわかりません。
いつまでも、日産リーフの補助金があると...思ってはいけないということですね。
新車で新型リーフ、いまは買いなの?
補助金を含めてリーフを購入するなら、いまのうちに買う決断をしたほうがよさそうです。
2019年より、e+ 62kWh ハイパフォーマンスモデルが追加されたことで、電気自動車にますます手を出しやすくなりました。
スポーツモデルの NISMO にくわえ、カスタムカーの AUTECH が新しく仲間に加わり、選択肢にバラエティ感がでてきたのも、ファンとして嬉しいです。
グレードについて興味のある方は、こちらのカテゴリをご覧ください↓
令和1年度の補助金は、まだあるの?
令和1年度は、補助金があります。
2019年6月現在、補助金があることを確認しました。ご安心ください。
あとがき
日産リーフの補助金が、WLTP導入で、減額される予測の話をさせていただきました。まとめると、こんな感じ↓
- 日産リーフの補助金が、減額になる理由
- 理由1:新しい燃費基準 WLTP 日本導入
- 理由2:補助金の計算が変わる
- 40kWh の補助金:32.2万円
- 62kWh の補助金:上限の40万円
- 正確な日程は、いまのところつかめていない。補助金交付に関する規程の注釈から、JC08 モード値が削除されたとき。
あくまで個人的な予測なので、はっきりした情報が入り次第、情報を修正していきます。
今回の調査が、日産リーフオーナーと、未来のユーザーの助けになりますように...ひとりでも日産リーフオーナーが増えてくれること、祈っております。
無料モニターキャンペーンを利用すると、日常生活に電気自動車があるワクワク感を堪能できます。わたしの体験記を掲載しておきますので、まだリーフを買うか迷っている方は、ぜひ読んでみてください↓