Linksys Velop徹底レビュー!!手軽さこそ正義だ

「Linksys Velop って、実際使ってみてどうのなの?」って悩みを、解決します。
Apple の Airmac を長年つかい続けてきましたが、そろそろ寿命ということで買い替えてみました。
当メディアで実際に使ってみた率直な感想を、徹底的に書かせていただきましたので、これから購入するあなたの参考になりましたら幸いです。
というわけで今回は、Linksys Velop を徹底的にレビューしていきます。
Linksys Velop とは、メッシュ Wi-Fi デバイスのことです。「Lynksys」は、ベルキンのワイヤレスブランドの名称。製品名が、「Velop」ですね。
Apple Store でも販売されている、シンプルで使い心地のよい製品です。
目次
【レビュー】Linksys Velop は、手軽さこそ正義!!って話
Linksys Velop を、徹底敵意にレビューしていきます。
まず結論からいうと、とにかく Linksys「Velop Whole Home Mesh WiFi System は、購入からセットアップ、そして使えるようになるまでの手軽さが完璧でした。
難しいことがわからなくても、自動で Wi-Fi の範囲を拡張できたり、5GHz と 2.4GHz を切り替えてくれたり、Lynksys Velop 側でインテリジェントに判断してくれるんですよ。
かといって、ポート開放のようなむずかしいことをしたいときにも、ブラウザ・アプリから設定を変えたりできるので、困ることはありません。
機能面では、期待していた以上によかったですよ。それではさっそく、レビューいってみよ〜!

外観をレビュー
Linksys Velop の外観を、レビューしていきます。
Lynksys Velop は、Apple Store でも販売されるぐらいとにかくデザイン性が高いんですよ。真っ白で非常にシンプルな見た目をしているので、どんなインテリアにも合います。
それでは、開封してみましょう。
化粧箱をあけると、こんな感じでアダプター類と本体がででーんと顔を出します。まるで、Apple 製品がごとく整然とならべられていますね。
本体を取り出してみました。ごらんください、この無駄のないシンプルな作りを!! 正面には「LUNKSYS」の印字があるだけですよ。LAN ポートが2つと、電源プラグ穴があいているだけ。これぞシンプルの極みって感じです。
本体の上面には、排熱のためにメッシュ構造になっていますよ。底面には、リセットボタンやパスワードなど書かれていました。底面の縁にはゴムのようなシリコン素材になっているので、滑り止めの役目はバッチリ果たしてくれそうです。
Linksys Velop の外観をまとめると、まるで Apple 製品のようにシンプルで美しく、どんなインテリアにもあっているって感じですね。
付属品をレビュー
- Linksys Velop デュアルバンド×3
- AC アダプタ×3
- LANケーブル
- セットアップガイド
- ドキュメントディスク
- 免責および法務関連情報の紙
※ WHW0103 - Linksys Velop インテリジェントメッシュWiFiシステム デュアルバンド3個パック(AC3900)の場合
Linksys Velop の付属品を、レビューしていきます。
シンプルなので、無駄なものが少ない印象ですね。
AC アダプタは、本体の数分だけはいっていました。コードの長さは約 143cm ほどです。気持ちもう少し長いと、取り回ししやすいのでありがたいかな?って思っちゃいました。
まぁ、延長ケーブルをつかえば解決できるので、AC アダプタのコードの長さはさほど気にすることではないですね。
8mm のドキュメントディスクと、免責および法務関連情報の紙ですね。いちおう読みましたが、セットアップに関係なさそうなので、そっと化粧箱にもどしておきましょう笑。
約 95cm の短めの LAN ケーブルです。モデムと接続するために、同封されているみたいです。
ちょっと個人的には短すぎたので、有線 LAN タイプのデバイスを接続するときに役立ちそうですね。カテゴリなどは不明なので、機会があったらテストしてみたいと思います。
セットアップガイドも同封されていました。これをよみながら、さくっとセットアップできちゃいますよ。もちろん Linksys のオンラインサポートで、PDF 状態でよむこともできます。
Linksys Velop の付属品についてまとめると、シンプルで無駄がない付属品がそろっています!って感じですね。
セットアップをレビュー
Linksys Velop のセットアップを、レビューしていきます。
Linksys Velop のセットアップは、すごく簡単です。はじめて無線LAN(Wi-Fi)のインターネット環境をつくる初心者にとって、この手軽さは正義ですよ。
セットアップガイドにそって、順番に作業すればだれでもメッシュ Wi-Fi を構築できるんですから...すばらしい時代になったものです。

セットアップの手順は、こんな感じ↓
- Linksys アプリをダウンロード(iPhone・Google)
- 指示にそって Linksys アカウントを作成。事前登録はこちら→(Linksys Site Japan)
- Wi-Fi の名前とパスワードを作成
- 親ノードのセットアップ完了
- 子ノードの追加
- セットアップ完了
アプリの指示にそって、簡単な入力をするだけ!マジで、それだけ!びっくりするぐらい、簡単なんですよ。
Airmac をつかっていた時代は、Mac から直接操作することになれていました。だから、アプリでセットアップってどうなの?って考えていたんですよ。違いましたね、これからはアプリで設定する時代でした。この簡単さは、パソコン系が苦手な人にもおすすめしたい。
Linksys Velop のセットアップをまとめると、あまりの手軽さにびっくりすぎて、はじめて無線LAN環境を作りたい人にとくにおすすめって感じでした。
設定アプリをレビュー
Linksys Velop の設定アプリについて、レビューしていきます。
拍子抜けするほど簡単だったセットアップには、設定アプリの使い勝手のよさが関係していると思います。セッットアップ以外にも、LYNKSYS VLEOP アプリには、さまざまな機能が備わっています。詳しく書ききることができませんが、以下のような多彩な機能がそなわっています↓
- デバイス:接続中のデバイスを確認
- 保護者による制限:子どものオンラインアクセス(スケジュール・特定WEBサイト)を制限する機能
- Wi-Fi 設定:Wi-Fi の名前やパスワード、セキュリティタイプ、チャンネルファインダー、WPS 接続などの機能
- ゲストネットワーク:ネットワークの利用を制限しながら、Wi-Fi を共有できる機能
- デバイスの優先順位付け:デバイス3つまで最適なアクセスの確保をする機能
- 通知:子ノードがオフラインになったといに、通知する機能
- ネットワーク管理:各ノードの管理や、時間帯、レポート、IP 詳細、再起動などを管理する機能
- 高度な設定:インターネット設定、ポート設定、MAC フィルターなどの専門的な設定を管理する機能
- 新製品をセットアップ:新しいノードを追加する機能
- アカウント:アカウントのログインやニュースレターを管理する
- ヘルプ:Linksys Velop に関するヘルプとサポートを確認できる
ざっくり説明するだけで、アプリのすごさがわかりますよね。Wi-Fi デバイスは、ブラウザから管理しなくてもアプリだけで、十分セッティングできる時代なんですよ!スマートフォンからサクッと詳細がわかるので、ほんと助かりますね。
Linksys Velop の設定アプリについてまとめると、手軽さを支える最強のアプリケーションだった!って感じでしょうか。
電波強度をレビュー
Lynksys Velop の電波強度 | |
---|---|
測定場所 | 電波強度 |
スタジオ | 85 |
倉庫 | 84 |
和室1 | 84 |
居間 | 88 |
キッチン | 38 |
寝室 | 89 |
和室2 | 83 |
※ サウンドテック・ラボ調べ |
Linksys Velop の電波強度を、レビューしていきます。
メッシュ Wi-Fi になったことで、かなり電波強度がアップしました!!わたしがいる「スタジオ」の電波強度が、「34 → 85」まで改善したんですよ。これは、すごい!
ちなみに Airmac を使っていた時の電波強度は、記事「我が家の Wi-Fi 中継器は、ネットが途切れる。問題を検証しよう!!」の「我が家の Wi-Fi 中継器の電波強度」をごらんください。
Airmac 時代は中継器を1台しか、追加できませんでした。しかし、メッシュ Wi-Fi(Linksys Velop)にすることで、電波強度の弱いところに小ノードをどんどん追加できるところがすごいメリットですよね。3台でも、4台でも追加していけるので、電波強度のよわいキッチンにさらにこノードを追加して、電波強度をあげることもできちゃいます。
ちなみに今回は、I-O DATA DEVICE 様の「Wi-Fiミレル」を使用して、電波強度を測定させていただきました。
Linksys Velop の電波強度についてまとめると、子ノードを追加していけるメッシュ Wi-Fi 最強って感じですね。どんどん網目状に追加していくことで、電波強度の低いところをなくせるのはメリットでしかありませんよ。
ネットの速度をレビュー
Lynksys Velop の速度 | ||
---|---|---|
測定場所 | 速度 | PING |
スタジオ | 上り:76Mbps 下り:103Mbps | 20ms |
倉庫 | 上り:58Mbps 下り:67Mbps | 21ms |
和室1 | 上り:49Mbps 下り:22Mbps | 19ms |
居間 | 上り:99Mbps 下り:133Mbps | 19ms |
キッチン | 上り:35Mbps 下り:52Mbps | 18ms |
寝室 | 上り:126Mbps 下り:161Mbps | 17ms |
和室2 | 上り:43Mbps 下り:43Mbps | 17ms |
※ サウンドテック・ラボ調べ。スタジオの測定を忘れたため、スタジオのみ翌日の10:32に再測定しています。そのほかの結果は、2020年11月24日(月)19:35に測定したものです。といってもざっくりした測定ですので、参考程度ですが汗。 |
Linksys Velop の通信速度を、レビューしていきます。
メッシュ Wi-Fi は安定性がメインで、速度はあまり速くない印象でした。それが、どうでしょうか?実際に試してみたところ、Airmac の中継器を使っていた時代にくらべて、5倍も通信速度が速くなるという結果になりました嬉。PING 値も良好!
これならゲームだって、大容量のアプリケーションのダウンロード、4K対応動画の視聴も完璧だ!って、測定したときに思わずガッツポーツを決めたのを覚えています笑。
通信速度の測定には「インターネット回線スピードテスト・通信速度測定 | USEN GATE 02」様を活用させていただきました。ブラウザでの測定ですので、参考程度にご覧ください。
しかしこの通信速度...Linksys Velop の置く場所によって、かなり変動してしまうんです。同じ部屋のなかでも、部屋の隅に置くのか、窓の近くに置くのか、ど真ん中に置くのかで、かなり違ってきてしまうんですよ。いまも試行錯誤の真っ最中ですが、いちばん速くなる場所に置いた上で測定してみました。
もしも、Linksys Velop をセッティングしたときに、通信速度が遅いと感じたら、セッティングする場所を変えながら最速になる位置を探してみると、改善するかもしれません。シビアに追い込むことで、思わぬスピードアップを見込める場合がありますよ。

Linksys Velop の通信速度についてまとめると、メッシュ Wi-Fi は思っていた以上に速いけれど、置き場所によって不安定になるので注意が必要です!って感じですね。
Linksys Velop を私が選んだ3つの理由
Linksys Velop を私が選んだ3つの理由について、解説させてください。
ここまでざっくりと、Linksys Velop についてレビューさせていただきました。レビュー以外に、どうしてわたしがメッシュ Wi-Fi を選ぶことになったのか、同じように悩む人の参考になればと思いまとめてみました。
それでは、いってみよ〜!
メッシュ Wi-Fi で、エリアをどんどん拡張できるから
ひとつめの理由は、メッシュ Wi-Fi で、エリアをどんどん拡張できるからです。
メッシュ Wi-Fi は、電波強度の低いエリアに対して、子ノードを追加することで Wi-Fi の届く範囲を広げることができます。家全体に Wi-Fi が届かない場所がなくなる!これが、すばらしい。
2019 年まで親機「Airmac extreme」に、中継器「Airmac Express」をつなげて自宅のインターネット環境を作っていました。Airmac の場合は、1台しか中継器を拡張できないため、自宅に電波強度の低いエリアがたくさんあったんですよね。
たとえば、わたしのスタジオのベッドの上とか、中継器から遠いバスルームではまったく繋がりませんでした。頻繁にネットワークが不安定になるため、家族から非難の声をあびせられることもありました笑。
エリアの拡張も、子ノードを買ってきてアプリでサクッと広げるだけ。これほど管理が楽なシステムは、なかなかありませんよね。だからこそ、簡単手軽にWi-Fiエリアを拡張できる「Linksys Velop」を選んだんです。
コストパフォーマンスに優れているから
2つ目の理由は、コストパフォーマンスに優れているからです。
他社との比較ではなく、トライバンドの「AC2200」や「MX5300」比較した場合の理由ですね。
私が選んだデュアルバンドには、最大2400Mbps次世代高速無線LAN規格Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)も、3帯域つかえるトライバンド「5GHz帯(最大2402Mbps IEEE 802.11ax+最大1733Mbps IEEE 802.11ac)と2.4GHz帯(最大1147Mbps IEEE 802.11ax)」も、受信可能範囲は最大 190 平方メートル機能はついていません。
しかしデュアルバンドでも、5GHz帯域(最大 867Mbps IEEE 802.11ax ac)+2.4GHz帯域(最大 400Mbps IEEE 802.11n) まで対応してくれます。わたしが契約している光回線が auひかり ホーム1ギガなので、トライバンドを活かしきれる環境じゃないんですよね。
1Gbps 契約の場合は、IEEE 802.11n で十分ってこと考えると...デュアルバンドモデルはトライバンドの半分ほどの予算で導入できるので、かなりコストパフォーマンスがいいんですよ。だから、わたしはデュアルバンドの「Linksys Velop」を選びました。
Apple で販売されていて安心感があるから
3つ目の理由は、Apple で販売されていて安心感があるからです。
Apple 信者の筆者にとって、Airmac は替えのきかないワイヤレスネットワークデバイスでした。ちなみに Airmac は、2018 年に販売終了がアナウンスされてしまったので、廃盤になってしまたんですよ。(参考:AppleはAirMacルーターラインを正式に廃止し、将来のハードウェアの計画はない-9to5Mac)
そんな迷える Apple 大好きユーザーの救いになったのが、「Linksys Velop」だったんです。Apple Store で直接購入できるということは、実質的な推奨デバイス、Airmac の後継機ともいえる存在ですよね、2020年11月24日現在では、Apple の「HomeKit」アプリでも使用できるようになったみたいです。トライバンドのみですが汗。
Apple Store で入手できるわけですから、当然デザイン性は優れていますし、Mac や iPhone といった Apple 製品との親和性も高い。Apple ガジェットの多い筆者の環境では、まさにうってつけの1台といったところですね。だからこそ、Apple ユーザーなわたしは「Linksys Velop」を選びました。
これから買うなら、Linksys の「mx5300」がいいの?
【質問】これから買うなら、Wi-Fi 6 に対応した Linksys Velop の「mx5300」がいいのでしょうか?
【回答】契約している光回線の速度が1Gbps 以上であれば、mx5300 を選択するのがいいでしょう!
【コメント】
Linksys Velop の「mx5300」とは、Wi-Fi 6対応のトライバンドモデルの名称ですね。トライバンドで次世代の通信方式を網羅していて、将来的な視点でみてもかなり長く使えそうな製品です。
購入の判断になるのは、やはりあなたの契約しているネットワーク回線次第ですね。わたしのように、1Gbps であればコスパのいいデュアルバンドの方がおすすめです。たとえば、au ひかりの 5・10 ギガホームの契約だと、対象エリアが2020年11月24日現在「東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部」まだ狭いので、トライバンドの「mx5300」を活かしきるのは難しいと思っています。
ただ Wi-Fi 機器の最大速度に余裕があることは、通信速度の確保に有利なのは間違いありません。なので今後を見越してトライバンドを購入するというのもいい選択肢だと思いますよ。
個人的には、1日中電源を入れっぱなしの Wi-Fi 機器なので、劣化というポイントも加味して今回デュアルバンドタイプを購入しました。あと3年ぐらいたてば、田舎で 5・10 ギガの光回線が対象エリアになると期待しています汗。自宅の光回線を5・10Gbps に引き上げるタイミングで、トライバンド Wi-Fi6 対応の新品 Linksys Velop 「mx5300」を追加していこうと考えています。ノードの入れ替えが簡単なのも、メッシュ Wi-Fi のいいところですからね。
あくまでも筆者の考えなので、それぞれの価値観で選択して大丈夫だと思います。ひとつの選択肢として、回線の速度で選ぶといいですよ!って話でした。
ちなみに、Linksys Velop のデュアルバンドモデルと、トライバンドモデルで悩んでいる人は、記事「Linksys Velopのデュアルバンドとトライバンドどっちを選ぶべき?」を読んでみてください。
デュアルバンドを選ぶメリットや、トライバンドを選ぶべき人はどんな人なのか?よくわかる解説記事になっていますので、参考程度にごらんくださいませ。

まとめ
Linksys Velop については、徹底レビューさせていただきました。まとめると、まさにメッシュ Wi-Fi というテクノロジーを、これだけ手軽に使えるようにしてくれた Linksys Velop は正義!って感じでした。
ちょっとだけ、わたしの家のネットワーク環境が影響しているせいか、追記したい内容もあるのですが...とりあえず今回は、半年ほど使ってみた感想を書かせていただきました。あなたの Wi-Fi デバイス選びの参考になっていたら、うれしいです。
そのほか、当メディアのインターネット環境を高速&安定するまでに試した改善策について、まとめた記事をご用意しております。インターネット環境が悪いと嘆いている方は、ぜひチェックしてみてください↓
【関連】【保存版】インターネット環境が悪い?私が試した改善策まとめ

参照元: Velop Whole Home Mesh WiFi
※画像:操作画面より引用させていただきました
※掲載内容は記事作成時のものであり、現在は変更になっている場合があります。あくまでも、自己責任にてご購入いただきますようお願いいたします。