Linksys Velopのデュアルバンドとトライバンドどっちを選ぶべき?

「Linksys Velopのデュアルバンドとトライバンドなら、どっちを選ぶべきでしょうか?」って悩みを、解決します。
Linksys Velop のメッシュ Wi-Fi システムを選ぼうとすると、デュアルバンドモデルと、トライバンドモデルで悩みますよね?
デュアルバンドとトライバンドの違いは、アンテナの数の違いです。それによって、接続可能台数の拡大や通信速度の高速化に違いがでてきます。
予算さえあれば、トライバンドにすればいい...という身も蓋もない結論では仕方ないので笑。私自身がどちらを選ぶべきか悩んだ時に、どんなことを考えて決断したのか?ということをシェアさせていただきます。
というわけで今回は、Linksys Velop のデュアルバンドとトライバンドは、どっちを選ぶべきか?当メディアの考え方を、ご紹介します。
目次
どっちを選ぶ?当メディアの結論は?Linksys Velopのデュアルバンド VS トライバンド
ズバリ結論は、Linksys Velop のデュアルバンドモデルです!
理由は、「1.コストパフォーマンス、2.当メディアのネットワーク環境で十分な性能をもっている(2020年11月時点)、3.将来的に必要なノードを追加する予定」だからです。
ネットワークの強化には、さまざまな要因が絡み合っているため、一斉に機材を新しくしたほうがいいんですが、予算の都合上そういうわけにもいかず汗。
結論はあくまでも、当メディアの環境でのお話になります。ネットワークの環境は、こんな感じになっています↓
- 回線:auひかり ホーム1ギガ
- 使用機器:Airmac Extreme+Express
- 通信速度(Wi-Fi時):上り:24.82 Mbps/下り:21.54 Mbps参考記事
- 通信速度(有線時):上り:322.75 Mbps/下り:506.14 Mbps
- 家の作り:木造住宅
- 距離:中継器までの距離約8m・2階の親機までの距離約12mほど
中継器を1台しか置くことができず、さらに親機が2階という Wi-Fi 機器にとって苦手な上下に無線エリアを広げるという悪条件のせいか、かなり速度が減衰しちゃっていますね汗。
20Mbps あれば、たしかにほとんどの作業をこなすことができますが、かなり電波強度が不安定でした。だからかなりの頻度で、接続が切れる状態が起こっていました。
という当メディアの環境を踏まえた上で、どっちを選ぶべきか考えた結果が「デュアルバンド」だったんですよ。
次の見出しからは、わたしがデュアルバンドを選んだ理由について、もう少し詳しく解説していきます。さらに今回選ばなかったトライバンドについても、どういう場合に選んだほうがいいのかについても、ご説明していますので、あわせて読んでみてください。
Linksys Velop のデュアルバンドがおすすめな3つの理由
- コストパフォーマンスがいいから
- 十分な性能をもっているから
- 将来的に必要なノードを追加すればいいから
Linksys Velop のデュアルバンドがおすすめな3つの理由を、詳しく解説していきます。
共感していただける人は、デュアルバンドを選んでも大丈夫ですよ。自宅の Wi-Fi のエリアを広げる目的なら、これほどいい選択肢はありません。
それでは、ひとつずついってみましょう〜!
理由1:コストパフォーマンスがいいから
Linksys Velop のデュアルバンドがおすすめな1つ目の理由は、コストパフォーマンスがいいからです。
Linksys Velop のデュアルバンドは、2020年11月現在最新の Wi-Fi6 対応のトライバンドモデルやトライデント3個パックの「AC6600」より、けっこう安価にメッシュ Wi-Fi システムを導入することができます。
メッシュ Wi-Fi システムは、新しいだけあって構築するのに予算が必要になります。こればかりは、仕方ないですね。トライバンドモデルだと、3台セットの「AC6600」か、「MX5300」1台のモデルがあります。
セット販売だけをみると、デュアルバンドとトライバンドで 25,000 円ほどの差額があるわけです。さらにWi-Fi6 対応の「MX5300」を3台そろえると約 138,000 円になるので...デュアルバンドとの差額は10万円ほどに広がります汗。
ちなみに、セールなどを活用することで Linksys Velop デュアルバンド3台が、2万円をきる破格で入手できるときがあるんです↓
さてさて。優先順位の高いものから、買うとします。💦
まず長年悩んできた、メッシュ Wi-Fi について解決しよう。ずっと中継機だったからね、AirMac ですからいまだにw
・LINKSYS VELOP
・AirStation connect
・TP-Linkどれも3台で2万円ちょっとって、破格でないかい?
今のとこ「VELOP」かな?
— サウンドオルビス@歌ってみたMIX受付・残り無償依頼7/7件 (@soundorbis) May 17, 2020
LINKSYS VELOP デュアルバンド3個パック
ポチったった〜!
数日前にセールきてて買えなかったから、ほんとうれしい☺️
これでメッシュwifi を、堪能できるぞ😎👍
33%OFFでも、じゅうぶん安い! https://t.co/0RP1OHop5c
— サウンドオルビス@歌ってみたMIX受付・残り無償依頼7/7件 (@soundorbis) May 24, 2020
ありがたや〜、ありがたや〜ですよ笑。最新のメッシュ Wi-Fi システムを、コスパよく導入するならデュアルバンドが最良の選択だと思います。トライバンドのスペックは、とても魅力的ですが...2万円を切る安さは、それらを凌駕する後押しになると思いますよ。
理由2:十分な通信速度の性能をもっているから
Linksys Velop のデュアルバンドがおすすめな2つ目の理由は、十分な通信速度の性能をもっているからです。
平均的な光回線の通信速度ならば、Linksys Velop デュアルバンドの最大通信速度「2.4Ghz + 5GHz(400 Mbps + 867 Mbps)」で十分すぎる速度を確保できます。
ちなみにトライバンドの「AC6600」でも通信速度自体は、最大通信速度「2.4Ghz + 5GHz + 5GHz(400 Mbps + 867 Mbps + 867 Mbps)」なので、デュアルバンドと変わりません。5Ghz 帯のアンテナが1本増えているため、Wi-Fi デバイスが多いときに安定するって感じですね。(参考:VEL_Tech-Sheet_v2)
トライバンドの「MX5300」は、すごい。Wi-Fi6 対応で最大通信速度「2.4Ghz + 5GHz + 5GHz(1147 Mbps + 2402 Mbps + 1733 Mbps)」と、ハイスペックになっています。むしろ、オーバースペックの人の方が多いかもしれません。
活かしきれない性能があると、出した費用分が勿体無いですよね?わたしのネット環境では、まさにその状態になりかねませんでした。そのため、デュアルバンドの性能がいちばんバランスのいい選択肢だったんですよね。
必要な通信速度って、どのぐらいなの?
デュアルバンドの性能バランスをみるために、必要なネットの通信速度について考えてみましょう。一般的に言われている通信速度の目安って、こんな感じです↓
ネット通信速度の目安 | |
---|---|
通信速度 | できることの目安 |
1Mbps | メール・LINE・SNSのメッセージ送信メールやSNSのメッセージ送受信 |
10Mbps | WEBサイト・SNS閲覧・投稿・動画投稿・動画視聴(画質による) |
25Mbps | 動画視聴(4K) |
30Mbps | オンラインゲーム(スマホ・動きの少ないもの) |
100Mbps 以上 | オンラインゲーム(FPS などリアルタイムを競うもの) |
参考:快適なインターネットに必要な上下の速度目安を目的別に整理! | NURO 光 |
ネット通信速度の目安だけをみると、よほど本気でオンラインゲームなどしない限りは...30Mbps で十分なんですよ。デュアルバンドの Linksys Velop を導入して、家族から「ネットが遅いよ!」なんて言われたことありません。
とにかく YouTube を快適に見たいんだ!という人は、YouTube から提示されている回線速度の目安をみるといいでしょう↓
動画の解像度 推奨される持続的な速度 4K 20 Mbps HD 1080p 5 Mbps HD 720p 2.5 Mbps SD 480p 1.1 Mbps SD 360p 0.7 Mbps 出典:動画ストリーミングに関する問題のトラブルシューティング - パソコン - YouTube ヘルプ 2020年11月24日時点より引用
4K 動画ですら 20Mbps で大丈夫なんですよ。なのでネットの通信速度は、30Mbps あれば足りるのかもしれません。もちろん、同時に接続する台数や使い方によって変わってきますが...ほとんどの人は、100Mbps はオーバースペックかもしれません。
2020年11月時点で、たしかに最大下り速度 2Gbps・5Gbps・10Gbps といった超高速インターネットを契約できる光回線が、増えてきています。しかし、まだまだ対象エリアは一部のみなんですよね。わたしのように、田舎で過ごしている場合は、最大速度 1Gbps の光回線がメインではないでしょうか?
たとえば、日本の光回線について、平均速度を見てみると、デュアルバンドが十分な性能だって感じるかもしれません↓
【NURO光】
下り平均速度: 434.13Mbps
上り平均速度: 428.33Mbps
【auひかり】
下り平均速度: 358.7Mbps
上り平均速度: 322.68Mbps
【ドコモ光】
下り平均速度: 207.51Mbps
上り平均速度: 183.16Mbps
【参考】光回線の回線別の平均速度一覧 | 速度比較に最適な各光回線の平均速度を紹介! | みんなのネット回線速度(みんそく)
デュアルバンドでも、「2.4Ghz + 5GHz(400 Mbps + 867 Mbps)」の通信速度を出すことができます。5GHz 帯で接続すれば、平均速度は十分に確保することができるってことです。
さらにいうと接続台数も、ゲストアクセスで最大50人まで Wi-Fi ネットワークを作成する能力が、デュアルバンドには備わっています。50ですよ!50。家族4人でも、同時接続 10 台程度なので持て余してしまいます汗
ちなみに、デュアルバンドとトライバンドセット「AC4800」だと、最大接続数 120 台までいけるそうです。いやいや、どっかの中小企業じゃないんだから笑。さらに、「MX5300」だと最大250台の接続試験できたみたいです...ここまでくると、一般家庭にはめちゃオーバースペックですね笑。
まとめると、一般的な使用においては、デュアルバンドが現状バランスのいいスペックだと、個人的には考えました。
理由3:将来的に必要なノードを追加すればいいから
Linksys Velop のデュアルバンドがおすすめな3つ目の理由は、将来的に必要なノードを追加すればいいからです、
いざデュアルバンドに選択してからでも、決して後悔する必要がありません。メッシュ Wi-Fiというシステムは、ノードを追加していけばいいんです。だから、デュアルバンドで組んだシステムが無駄になりません。デュアルバンドで組んだシステムに、トライバンドのノードを加えても良いんですよ。実際に「AC4800」というセット販売もあるので、公式でも推奨している使い方です。
たしかに通信速度の面では、Wi-Fi6対応のトライバンド「MX5300」を導入すると、ネックになってしまいますが...接続台数や電波強度の面からみれば、ノードが追加されることでパワーアップすることは間違いありません。
筆者のようにメッシュ Wi-Fi をはじめて導入するなら、まずは安価なデュアルバンドを購入します。そして問題がなければ、予算を作って少しずつトライバンドを導入していくというのもいいかもしれません。途中でさらにハイスペックなモデルが販売される可能性もありますからね。
ちょうど 2020 年の今は、Wi-Fi の進化も過度期といいますか、速度がギガへうつる進化の真っ最中です。なので、とりあえず十分な性能のデュアルバンドを導入して、様子をみるというのも良い選択肢だと...当メディアの考えとして、おすすめさせていただきます!
Linksys Velop のトライバンドを選んだほうがいい3つの理由
- 理由1:長く使えるWi-Fi システムを組みたいから
- 理由2:NURO などの高速通信回線を、契約しているから
- 理由3:スマートホームなどの IoT を導入しているから
Linksys Velop のトライバンド「mx5300」を選ぶ3つの理由を、解説していきます。
デュアルバンドを選ぶべき理由に共感できなかったあなたには、きっとよりハイスペックなトライバンド「AC6600」や「MX5300」の方が、あっているかもしれません。
わたしもどっちを選ぶべきか、けっこう悩みました。そのとき悩んだポイントについて、まとめましたので参考にしてみてください。
理由1:長く使えるWi-Fi システムを組みたいから
ひとつめは、長く使える Wi-Fi システムを組みたいからという理由です。
パソコンやスマートフォンといった電子機器のように、メジャーな市場ではありません。毎年買い換えるものってイメージではないと思うので、できるかぎり長く使えて良いものを買いたいと思っているのではないでしょうか?
デュアルバンドのスペックは、たしかに現状でバランスが良く価格も手を出しやすくなっています。しかし3〜5年もたてば、スペック的に物足りなさを感じるようになるかもしれません。
トライバンドの「AC2200」なら、デュアルバンドモデルより接続台数が多くなっても安定が期待できたり、Wi-Fi6 対応の「MX5300」なら超高速インターネット時代でも叩けるスペックを持っています。
そしてネットワーク環境構築やパソコンが苦手な人にとっても、一度セットアップしたらしばらく触らなくてもいいというのは、とてもありがたいことだと思います。Wi-Fi を導入するって、けっこう大変ですからね。その点、Linksys Velop ならアプリで簡単セットアップできるので、相性もバッチリです!
まとめると、ちょっと高くても良い wi-Fi システムを組んで、長く使えるものがいい人ならば、トライバンドモデルを購入した方がいいかもしれません。
理由2:NURO などの高速通信回線を、契約しているから
ふたつめは、NURO などの高速通信回線を、契約しているからという理由です。
2020年11月現在、一部のエリアで利用可能な超高速インターネット。2Gbps・5Gbps・10Gbps など、せっかく速いインターネット回線があるなら、デュアルバンドではもったいないです!これは、間違いない。
さらにいうと、トライバンドモデルのなかでも Wi-Fi6 に対応した「MX5300」を購入しないと、最大通信速度「2.4Ghz + 5GHz + 5GHz(1147 Mbps + 2402 Mbps + 1733 Mbps)」の恩恵を受けられないので注意してください。
わたしなんて、有線LAN でも 1Gbps なんて夢のまた夢ですよ。それが誰よりも早く、無線LAN(Wi-Fi)で1Gbps を超える可能性があるなら...トライバンドを選んだ方いいですよ。
まとめると、超高速インターネット回線があるなら、予算をかけてトライバンド「MX5300」を選択しておかないと損になってしまうかもしれませんって話でした。
理由3:スマートホームなどの IoT を導入しているから
みっつめは、スマートホームなどの IoT を導入しているからという理由です。
アレクサや Philips Hue ライトなど、ネットワークに常時して操作する IoT というスマートホームガジェット普及の流れが加速化しています。
そうなんです。デュアルバンドを選ぶ理由のなかに、接続台数50台でも十分足りると書きました。しかし、スマートホームかしていくと 120 台ぐらい余裕があった方がいいかもしれないんですよ。
たとえば、4人家族の各部屋にスマートライトがあって、各自スマホとパソコンがあって、各部屋にアレクサがいて、スピーカーの Home Pod があったり、テレビや冷蔵庫などをつなげていく未来を想像すると...接続台数に余裕があった方が、将来的に考えると予算を出すメリットがあるんですよ。
トライバンドという仕組みは、3つのアンテナ(帯域)に接続するデバイスを振り分けることで、安定した接続を実現しています。これは、デュアルバンドと明確なスペックの諭して現れてくる気がします。


当メディアのスタジオを、スマートホーム化した暁にはデュアルバンドで足りるのか?再検証する予定です。追記しますので、お楽しみに!!といっても、いつになることやら....笑
まとめると、スマートホームなど導入する場合は、デュアルバンドでは接続台数に限界がくるので、トライバンドを導入した方が幸せになると思いますよ!ってお話でした。
デュアルバンドの使い心地をチェック!!
Linksys Velop「デュアルバンド」の使い心地を、チェックしてみましょう!
はい。というわけで、今回の記事のようなことを頭の中で議論した結果、当メディアでは「Linksys Velop インテリジェントメッシュWiFiシステム デュアルバンド3個パック(AC3900)」を導入してみました。
はたして、実際に使ってみた使い心地はどうだったのか?デュアルバンドという選択で、まちがっていなかったのか?詳しくレビューさせていただきましたので、気になる人はぜひチェックしてみてください↓
【関連】Linksys Velop徹底レビュー!!手軽さこそ正義だ

まとめ
Linksys Velop のデュアルバンドとトライバンド、どっちを選ぶべきなのかという話をさせていただきました。まとめると、こんな感じです↓
ズバリ結論は、Linksys Velop のデュアルバンドモデル!
※ 2020年11月現在の平均的なネットワーク環境をふまえて
- コストパフォーマンスがいいから
- 十分な性能をもっているから
- 将来的に必要なノードを追加すればいいから
- 理由1:長く使えるWi-Fi システムを組みたいから
- 理由2:NURO などの高速通信回線を、契約しているから
- 理由3:スマートホームなどの IoT を導入しているから
現状ですとコスパとスペックバランスがいいので、デュアルバンドを買っておけばおおくの人が後悔しません。わたしも、メッシュ Wi-Fi を体験してみてデュアルバンドで不満はありません。家の広さや構造によっては、3台じゃなくて4台にしたほうがいいかな?って、最近考えているぐらいですね。
ただし、最新のものはコストをかけただけ良い物であることは間違いありません。わたしも予算さえあれば、トライバンドにしたかったんですが...3台で5万円ちかかったり、Wi-Fi6 対応となると3台で13万円になってしまうというのは...ちょっと手が出せないかな?といった印象です。
あなたの Linksys Velop メッシュ Wi-Fi 選びの参考になっていたら、こんなに嬉しいことはありません。今回の記事は、筆者が実際にデュアルバンドモデルと、トライバンドモデルをどっちにするべきか悩んだ時の話を、まとめた内容となっております。あくまでも、個人の意見ですので、参考程度にしていただけましたら幸いです。
それでは、今回はこの辺で!? そのほか、当メディアのインターネット環境を高速&安定するまでに試した改善策について、まとめた記事をご用意しております。インターネット環境が悪いと嘆いている方は、ぜひチェックしてみてください↓
【関連】【保存版】インターネット環境が悪い?私が試した改善策まとめ

参照元: Velop Whole Home Mesh WiFi
※画像:操作画面より引用させていただきました
※掲載内容は記事作成時のものであり、現在は変更になっている場合があります。あくまでも、自己責任にてご参考いただきますようお願いいたします。