【Mac対応】MA-ERGW13「戻る・進む」ボタンを有効化する方法

サンワサプライ「MA-ERGW13」の「戻る・進む」ボタンは、macOS の Apple シリーズでは使えないんです。
公式にも、ちゃんと記載されています。
「MA-ERGW13」は、手首の疲労軽減に役立つサンワサプライさんのエルゴノミクスマウスですよ。
でも Mac でも使えると思って、MA-ERGW13 を買っちゃった人もいるかもしれません。
がっかりした気持ちになっているとしたら...お待ちください。
あるキーボードカスタマイズできるフリーソフトををつかえば、マウスのボタンに機能を割りあてることができるんです。
ご安心ください。MA-ERGW13 を Mac で使っても、決してムダにはなりません!
というわけで今回は、「MA-ERGW13」の「戻る・進む」ボタンを、Mac で有効化する方法を、わかりやすく3ステップで解説していきます。
目次
MA-ERGW13「戻る・進む」ボタンを、Mac で有効化する方法【3ステップ】
MA-ERGW13「戻る・進む」ボタンを、Mac で有効化する方法を、解説します。
これから購入する人も、すでに買ってしまってがっかりした気分になっているあなたを、救いたい!
だれでにもでわかりやすく、3ステップで説明していきます。

【ステップ1】キーボードカスタマイズソフトを入手&起動する
ステップ1は、キーボードカスタマイズソフトを入手して、起動します。
使用するソフトは、「Karabiner-Elements」です。
ダウンロードは、こちらからどうぞ↓
【ダウンロード】キーボードカスタマイズソフト「Karabiner」
「Karabiner-Elements」は、macOS用のキーボードカスタマイザーソフト。「Takayama Fumihiko @tekezo」さんが開発した、オープンソースソフトウェアです。フリーソフトなので、無料で利用できますよ。
ダウンロードが、完了しましたか?つづけて、指示にそってインストールしてください。
とてもカンタンですが、もしインストール方法がわからないときは、こちらの記事をどうぞ↓
【関連】「Karabiner」の使い方。Windows配列のキーボードを使うソフト
それでは、アプリケーションから「Karabiner-Elements」を起動してください。
起動すると、Mac のメニューバーにアイコンが表示されます↓
メユーバーのアイコンを、クリックしてみましょう。
「Karabiner-Elements」のメニューパネルが、表示されます、
Preferenceをクリックして、設定画面をひらきましょう。
ここまでで、ステップ1はおわりです。
【ステップ2】キーカスタマイズのルールをインポートする
ステップ3は、キーカスタマイズを設定していきます。
「Karabiner-Elements」を起動すると、こんな感じで Simple modifications タブの画面がひらきます。
つづけて、Complex modifications タブをクリックしてください↓
Add rule を、クリックしてください。
「Complex modifications」画面の左下にありますよ!
Import more rules from the Internet (open a web browser) を、クリックしてください。
ボタンは、ソフト画面の上にありますよ。ボタンをクリックすると、「Karabiner-Elements」のルールをダウンロードできるサイトに移動します↓
「Search keywords...」に、mouse と入力してください。
Search をクリックします。
Change mouse buttons (rev 2) を、見つけてください。
検索結果が 75 個ほどでてくるので、探してみましょう。きっと上の方にあるはずですよ。

ルールを見つけたら、Import ボタンをクリックしてください。
「Import」ボタンをおすと、ご利用のブラウザによっては Karabiner-Elements を開くのか確認してくれます。もちろん、開く を選択してくださいね。
Karabiner-Elements がひらいたら、Import をクリックしてルールをインポートしてみましょう。
Import が完了すると、成功したと教えてくれます。
OK をクリックしてください。
ここまでで、ステップ2はおわりです。

【ステップ3】戻る・進むボタンにルールを適用する
ステップ3は、戻る・進むボタンにルールを適用してください。
ステップ2の「OK」クリックすると、ルールを追加する「Add rule」画面がでてきます↓
「Change button4,5 to back,forward (rev 1)」を、今回は選びましょう。
MA-ERGW13 の「戻る・進む」ボタンは...
- button5 が、↑上のボタン
- button4 が、↓下のボタン
って感じで、割り当てることができます。「Change button4,5 to forward,back (rev 1)」を選べば、逆にすることも可能ですよ!
それでは右側の Enable を、クリックしてください。
MA-ERGW13 の「戻る・進む」ボタンに、ルールが適用されました。作業がおわったら、左上の赤いバツボタンをクリックして「Karabiner-Elements」を閉じてください。
それでは試しに、ウェブブラウズしながら「戻る・進む」ボタンをクリックしてみてください。機能がわりあてられたので、ちゃんと動作しているはずですよ!
ここまでで、ステップ3は終わりです。以上で、Mac で MA-ERGW13「戻る・進む」ボタンを有効化する方法の解説は、終了です。おつかれさまでした!
MA-ERGW13「戻る・進む」ボタンに、「コピー&ペースト」を割り当てる方法
MA-ERGW13「戻る・進む」ボタンに、「コピー&ペースト」を割り当てる方法を解説します。
パソコン作業が、テキスト中心だと、マウスのボタンに「コピー&ペースト」を割り当てた方が便利ですよね。
安心してください。「Karabiner-Elements」をつかえば、MA-ERGW13 でも機能をわりあてることができますよ!
2つの方法があるので、お好みの方をお選びください!方法1は手順が少なく、方法2は手順おおいですが自由度がたかいです。
それでは、いってみよ〜!
ひとつめは、ルール「Mouse buttons 3,4,5 -> screenshot, paste, copy」を使う方法です。
【ステップ2】キーカスタマイズのルールをインポートするを参考にして、進めてくださいね。
「Karabiner-Elements」のルールをダウンロードできるサイトで、mouseと検索してください。
「Mouse buttons 3,4,5 -> screenshot, paste, copy」を、検索結果のなかから見つけましょう。
発見できたら、Importをクリックします。
「Add Rules」の画面が出たら、Enable をクリックして完了です。
ぶじにルールが適用されましね!
方法1だと、上のボタンが「コピー」、下のボタンが「ペースト」になります。
ちなみにbutton3 は、スクロールホイールのクリックになります。

ただ方法1だと、上のボタンが「コピー」に固定されてしまいます。
下のボタンに「コピー」を割り当てたい人もいますよね?
それなら、方法2をお試しください↓
【方法2】「F14 to copy & F15 to paste」+「From key To key」
ふたつめは、ルール「F14 to copy & F15 to paste」と「From key To key」機能を使う方法です。
上のボタンを「ペースト」・下のボタンを「コピー」に割り当てたい人は、方法2がおすすめ!
まずは、「Karabiner-Elements」のルールをダウンロードできるサイトで、mouseと検索してください。
「F14 to copy & F15 to paste」を、検索結果のなかから見つけましょう。
発見できたら、Importをクリックします。
「Karabiner-Elements」を開くのかきかれたら、「開く」を選択してください。
ルールの中の「F14 to Copu」「F15 to Paste」よこにある、Enableを2つともクリックしてください。
ルールが適用されると、「Complex modifications」タブに2つのルールが表示されます。

「Simple modifications」タブをクリックしてください↓
設定は、こんな感じにしてください↓
Target device | |
---|---|
2.4G INPUT DEVICE (MOSART Semi.) | |
From key / To key | |
button4 | f14 |
button5 | f15 |
ここまでの作業で、上のボタンが「ペースト」・下のボタンを「コピー」になっているはずですよ。
ちょっと手順はおおいですが、応用が効く使い方です。覚えておくと、便利ですよ!
ここまでで、MA-ERGW13「戻る・進む」ボタンに、「コピー&ペースト」を割り当てる方法の解説をおわります。
MA-ERGW13 のスクロールホイールボタンもカスタマイズ可能
MA-ERGW13 のスクロールホイールボタンもカスタマイズ可能です。
「From key To key」機能をつかば、スクロールホイールボタンに機能を割り当てることができますよ。
MA-ERGW13 のスクロールホイールは、「button3」になります。設定は、こんな感じ↓
Target device | |
---|---|
2.4G INPUT DEVICE (MOSART Semi.) | |
From key / To key | |
button3 | mission_control |
「To key」に機能をわりあてることで、スクロールホイールを自由にカスタマイズできます。
- 割り当てられる機能例
- lanchpad(ランチパッド)
- caps_lock(capsロック)
- fn ボタン
- control, shift, option, command ボタン
- tab ボタン
- ...など。
個人的なおすすめは、「Mission Control(ミッションコントロール)」ですね。
ブログや DTM など、複数のデスクトップ画面をいききする使い方にはぴったりです!
まとめ
Macで、MA-ERGW13「戻る・進む」ボタンを有効化する方法を解説させていただきました。まとめると、こんな感じ↓
- 【ステップ1】キーボードカスタマイズソフトを入手&起動する
- 【ステップ2】キーカスタマイズのルールをインポートする
- 【ステップ3】戻る・進むボタンにルールを適用する
ステップ1から試す方は、こちらからどうぞ→「【ステップ1】キーボードカスタマイズソフトを入手&起動する」
「Karabiner-Elements」をつかえば、「コピー&ペースト」を割り当てたり、スクロールホイールに「Mission Control(ミッションコントロール)」など便利な機能をカスタマイズすることもできます。
使い方のバリエーションは、かなり豊富なのですよ。ぜひ、あなただけの使い方を追求してみてほしいですね。
それでは、今回の記事が、MA-ERGW13 を買ったけど、Mac だったから使えないの!?もしくは、Mac で使う方法ってあるの?って疑問を、解決できていたらうれしいです。
ではでは、この辺で!?サンドテック・ラボの管理人でした。
サンワサプライの「MA-ERGW13」について、レビュー記事もかいています。徹底的にレビューや、ユーザー視点で疑問点を解決しておりますので、気になる方はこちらの記事も、ぜひご覧ください↓
【関連】サンワサプライ MA-ERGW13 徹底レビュー!!手首の痛みに革命を

参照元2:Karabiner-Elements
※Karabiner-Elements 画像:操作画面をキャプチャしたもの
※掲載内容は記事作成時のものであり、現在は変更になっている場合があります。公式の方法ではないため、自己責任にて参考にしてください。