【フリー】SampleScience「Pianotone 600」1970年代電子ピアノ音源
レトロなキーボードサウンドをお探しなら、無料でつかえるソフトウェア音源がありますよ。なんとも心の奥底に響いてくるキーサウンドです。
その名も「Pianotone 600」
オーディオソフトウェアを作成するメーカー「SampleScience」が、1970 年代の電子キーボードをエミュレートした無料の音源ソフトウェアをリリースしたんです。正確には寄付制のソフトウェアですが、無料で使用可能ですよ。というわけで今回は、SampleScience の「Pianotone 600」について、チェックしていきましょう。
目次
SampleScience「Pianotone 600」とは?
Pianotone 600は、1970年代の電子キーボード「Jen Pianotone 600」のアナログピアノサウンドにもとづいて設計されたソフトウェア音源プラグインです。無料で使用でき、バーチャル音源のキーを押した瞬間の懐かしい響きに、心奪われます。
そうなると「Jen Pianotone 600」って、どんなキーボードなんだろう?って疑問に思ってしまいました。そこで調べてみたのですが、詳しい製品に関する情報が見つからなかったんですよ。オークションサイトで見つけることはできたのですが...わかり次第追記していきますね。
Pianotone 600 の特徴
Pianotone 600 の特徴をご紹介します。たった 10 MBのサンプル(16ビット、44.1 kHzモノWavファイル)という軽さに、マルチLFO、ルームリバーブ、ハイパス/ローパスフィルター、ベロシティ機能選択が搭載されています。(19 MBのHDスペースが必要)
3つのボイスモード「ポリフォニック、モノフォニック、レガート」をそなえ、Windows・Mac の両方でうごきます。Mac については、注意点があるので互換性のところで解説しますね。
元となった Pianotone 600 には、なんとタッチ感度がないそうです。そこは「SampleScience」さんの素敵ポイント!Pianotone 600 では、「オリジナル・ベロシティ対応」の二つのモードが搭載されているんですよ。これによって、現代の音楽的表現にもバッチリ対応できちゃいます。
Pianotone 600 の互換性
Pianotone 600 の互換性を、チェックしていきましょう。
Windows の場合は、「Windows 7、8、10」に対応しています。
Mac の場合は、「macOS High-Sierra・Mojave」に対応しています。macOS Catalina以降と互換性がないところはご注意ください。
プラグイン形式については、WindowsおよびmacOS High Sierra / Mojave用のVST / VST3 / AUプラグインとして利用可能です。ただし、32ビットおよび64ビット形式のWindows VSTプラグイン、64ビット形式のWindows VST3のみです。macOS High Sierra / Mojave VST、VST3、およびAUプラグインは、64ビットのみをフォーマットしているとのことです。
対応する DAW は、こんな感じです→「Ableton Live、Cockos Reaper、Steinberg Cubase、FL Studio、Traktion、Mixcraft、Sony Acid、Presonus Studio One、Cakewalk Sonar、Apple Logic Pro」
細かく互換性が決まっていますが、とりあえず無料なので使えるか試すのも気持ちが楽でいいですよね。
Pianotone 600 の価格
Pianotone 600 の価格は、無料で入手できます。 感謝の気持ちを忘れずに、製品サイトからダウンロードさせていただきましょう。
また、ドネーションウェアとして、この感謝の気持ちを寄付することもできますよ。製品ページの DOWNLOAD NOW の下にある DONATE ボタンから、寄付できます。
SampleScience「Pianotone 600」の使い方
SampleScience「Pianotone 600」の使い方を、解説していきます。要望があれば、より細かい解説もしていきましょう。まずは、基本のダウンロード&インストールをご紹介します。
Pianotone 600 のダウンロード方法
Pianotone 600 のダウンロード方法について、解説します。まずは、SampleScience の Pianotone 600 製品ページ にアクセスしてください。

画面中央にある DOWNLOAD NOW ボタンをクリックしましょう。いきなりファイルの保存がはじまったりしないので、ご安心ください。
Pianotone 600 のダウンロードページがひらきます。上段が Mac 用・下段が Windows 用のダウンロードボタンになっています。わたしは Mac だったので、Mac X64 DONLOAD ボタンをクリックしました。そうすると、「Pianotone 600」の ZIP ファイルが保存されますので、ダウンロードがおわるまでまったり待ちましょう。
わたしの環境では、「Pianotone 600 macOS High Sierra-Mojave AU.zip」というファイルが、ダウンロードフォルダに保存されました。ここまでで、ダウンロード作業は完了です。
ダウンロードページが変更された?
どうやら、ダウンロードページが変更されたようです。
2020年12月15日に確認したところ、上記のダンロード方法では、サイトにアクセスできなくなっている模様でした。
しかし、YouTube チャンネル「SampleScience Sounds」で、Pianotone 600 の動画説明欄をよむと、ダウンロードする場所のリンクが書いてありましたので、確認してみてください↓
【YouTube】Pianotone 600 Free 64-bit VST plugin instrument for Windows - YouTube
Pianotone 600より引用
記事を書いたときには、ダウンロードはボタン一つでした。現在は、適正価格を入力して入手する形式にかわったようですね。
詳しいことについては、おって調査した結果をお知らせいたします。しばらく、お待ちください...
Pianotone 600 のインストール方法
Pianotone 600 のインストール方法を、解説していきます。ダウンロードした ZIP 形式の「Pianotone 600 macOS High Sierra-Mojave AU.zip」をダブルクリックして解凍してください。解答したフォルダには、「プラグイン」説明書」の2つが入っているはずです。説明書にインストール方法が書いていますが、ここではもう少しわかりやすく説明していきますね。まず2つのフォルダをひらいてください。
- Pianotone 600 macOS High Sierra-Mojave AU フォルダ
- Macintosh HD>ライブラリ>Audio>Plug-Ins>Components フォルダ
「Pianotone 600 macOS High Sierra-Mojave AU」フォルダに入っている AU プラグインを、「Components」フォルダにコピーしてください。マウスでドラッグして、移動してしまっても大丈夫です。
「Components」フォルダに、「Piantone 600.component」が入っていることを確認できたら OK です!それでは一度、Mac を再起動しておきましょう。これをやっておかないと、DAW で「Piantone 600」を認識してくれませんでした、参考までに!!
Mac の再起動が完了したら、インストール作業は完了です。ちなみに今回は Mac でインストールする方法でしたが、Windows でも応用すれば、問題なくできるはずですよ!レッツトライ!
Pianotone 600 の起動方法・立ち上げ方
Pianotone 600 の起動方法・立ち上げ方について、解説していきます。まずは、あなたのお気に入りの DAW を立ち上げてみましょう。
楽器トラックを立ち上げて、インストルゥメントを立ち上げます。たとえば、Logic Pro X の場合は 音源スロットをクリックしてから、AU音源 > SampleScience > Pianotone 600 の順にマウスカーソルをあわせて、ステレオ をクリックします。
このの作業で、Pianotone 600 が音源トラックにインサートされました。トラック上に Pianotone 600 の GUI(操作画面)が表示されますよ。
DAW に接続した MIDI キーボードや、操作画面のキーをタッチして音を出してみましょう。ここまでで、Pianotone 600 の起動方法・立ち上げ方の説明はおわりです。
SampleScience「Pianotone 600」で、デモサウンド作ってみた!!
SampleScience「Pianotone 600」で、どんなサウンドが作れるのか?実際に当メディアの管理人が、作成しましたのでご紹介しましょう。上記の動画を再生して、ローファイな SampleScience「Pianotone 600」のサウンドに酔いしれてみてください。以下、インタビュー形式で、使い方レビューについて一人二役で答えてみました笑↓
ーーインタビュアー:わたし
SampleScience「Pianotone 600」を使ってみて、いかがでしたか?
ーーデモ作成者:サウンドオルビス
そうですね。SampleScience「Pianotone 600」を使ってみた感想・レビューとしては、とてもシンプルな操作性と思ったっ通りのローファイなキーサウンドを作れるところがすばらしいということですね。
オリジナルモードで作ったので、ベロシティの変化はなくても、さまざまな表情をサウンドから覗かせてくれます。ドラムの音以外は、すべて SampleScience「Pianotone 600」で仕上げてみました。
ノブに触れずともローファイな音を出してくれるから、曲調もそっちにひっぱられちゃいましたよ笑。ドラムの音にも、Logic Pro X のビットクラッシャーで音の境目をなくす感じですね。記事を書く時間より、デモを作っている時間がたのしかったのは、まさに SampleScience「Pianotone 600」のサウンドが良いからでしょう。
ーーインタビュアー:わたし
ありがとうございました。また次回も、よろしくおねがいいたします。
完。
あとがき
無料の70's ヴィンテージ電子ピアノ SampleScience の「Pianotone 600」がすごいって、DTM プラグイン情報でした。ローファイなサウンドに、心奪われっぱなしでしたよ。
ダウンロードするのに会員登録も必要ないので、サクッとお試ししてみてはいかがでしょうか?ダウンロードおよび製品チェックは、SampleScience の 製品ページからどうぞ!
【製品ページ】Pianotone 600 - SampleScience
※掲載内容は記事作成時のものであり、現在は変更になっている場合があります。あくまでも、自己責任にてお試しいただきますようお願いいたします。