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レビュー!Vocaloid Important Producer ボーカロイド楽曲制作テクニック

DTM

「ボカロPになりたいんだけど、なにからはじめたらいいの?」

って疑問を、解決する1冊をご紹介します。

ボーカロイドといえば、音声合成の初音ミクちゃん。オールナイト日本のジングルでも使われるなど、日本の文化に馴染み、一般の人でも知らないひとはいない存在となっています。

助手くん
助手くん
いまさらボカロPを目指して、だいじょうぶ?

むしろ私は、これから人工知能AIの分野が発達していく上で、音声合成と音楽をあわせることに精通した人間は、重宝されていくのではないかと予想しています。

ボカロP熱が再燃するムーブが、近い将来おきるんじゃないか?って希望的観測をしています。

というわけで今回は、ボカロPになりたいあなたを救う本「IP - Vocaloid Important Producer- ボーカロイド楽曲制作テクニック」を、レビューしていきます。

VIP - Vocaloid Important Producer- ボーカロイド楽曲制作テクニックのレビュー

レビューの視点
  • 本を読むと、何ができるようになるの?
  • 誰が、読むべき本なの?
  • この本が、解決してくれることは?

という視点で、レビューしていきます。

ボカロPになりたい人を救ってくれる

ボカロPになりたい人を、救ってくれます。

この本はまるごと、ボーカロイド楽曲をつくるための内容です。

1冊読み終えれば、デモ曲「take it easy」を完成させるレベルにまで達することができます。

わたしも、ボカロPで活動していた当時。とにかくボカロ曲のパラデータで、1曲がどんな音の集まりで構成されているのか分析をしたくて、この本をかいました。

作り方の手順や、SEの使い方など、予想通り大収穫の 1 冊だったので、興奮しました。

この本は、ボカロPになりたい人は読んでおいて損はありません。

使われている DAW やソフトがわかる

ボカロPに必要なものが、わかります。

ボカロPに必要なもの
  • DAW
  • ソフト音源
  • プラグインエフェクト
  • ボーカロイド
  • サンプリング音源
  • モニタースピーカー
  • MIDI キーボード
  • パソコン
  • ディスプレイ
  • オーディオインターフェース
  • ヘッドホン
  • 電源モジュール
  • マイク
  • ...などなど。

音楽制作をはじめたばかりの初心者は、そもそも何をそろえればいいのかわからないですよね。

助手くん
助手くん
わたしは・おれは!ぜったい、ボカロPになるんだ!

って強い意識を持っている人を、確実に導いてくれる本になっています。

曲作りの手順を学べる

ボカロ曲の作りかたの手が、まるわかりです!

本著のフローチャート
  1. 仮オケ(作曲+簡易アレンジ)
  2. ボーカロイド(メインパート作り)
  3. アレンジ(本格的アレンジ)
  4. エフェクトとミックス(ミキシング)
  5. ボーカロイド編集(コーラス作り+α)
  6. 仕上げ(こだわり+マスタリング)

フローチャート通りに仕上げる方法を獲得すれば、どんな曲も形にしていくことができるようになります。この基本があるからこそ、応用ができるわけです。

また初心者のうちは、この工程をいきなりぜんぶやり始めたりするんですよね。いっかい落ち着いて、八王子Pさまに教えてもらった方法で作りはじめると楽曲制作がはかどります。

ボカロ曲の作り方手順を知りたい人に、おすすめです。

小難しい楽譜じゃなくて、わかりやすいMIDI画面で学べる

楽譜じゃなくて、MIDI画面で勉強できます。

なんだか現代っぽいですよね。本書には譜面は登場しません。おおきな MIDI 画面の写真が掲載されているので、見やすいんです。自分の DAW に打ち込みをするのも、とてもカンタンでありがたい。

MIDI とは?

音楽を作るためのソフト DAW で、楽器の音を出すためのプログラムのことです。指令を出す合図みたいなものだと理解しておけば、初心者のうちは問題ないですよ。(参考:MIDIとは何か?:最もパワフルな音楽ツールへの初心者向けガイド

音楽の授業みたいに楽譜が読めないとダメです!みたいな堅苦しい雰囲気じゃないところが、本著のいいところ。ボカロPになるためには、肩の力をぬいて気楽に考えていきましょう。

なのでこの本は、音楽の授業が嫌いなボカロP志望者にも、おすすめです。

ボカロちっくなダンスナンバーの作りかたがわかる

ボーカロイドっぽいダンスミュージックを、作れるようになります。

【解説本のデモ曲動画】
【初音ミク】take it easy【オリジナル曲+PV】 - 八王子P

デモ曲「take it easy」の視聴ができます。デモ楽曲がまたいい仕上がりなので、勉強したいのに聴き入ってしまいます。

サウンドオルビス
サウンドオルビス
...ゴホン。

よく聴いいてみましょう。デモ楽曲は、基本的な4つ打ちキックボーカロイド楽曲の王道です。まさに、基本を学ぶことができるんです。

以前 DTM の本レビューで、DTMerのためのド派手なバンドアレンジがガンガン身に付く本で、複雑なアレンジをしていくには明快なビートのような土台が、必要だって話をしました。

ダンスミュージックも、複雑なビートのダンスナンバーを作るためにも、まず基本から入る必要があります。八王子Pさんのデモ曲は、最初に作りはじめる楽曲としてぴったりだと思います。

これからダンスミュージックなボカロ楽曲を作りたい人に、うってつけです。

設定値が丸わかり!

ボーカロイド楽曲で使われるソフトの設定が、まるわかりです!

デモ曲を作るために使われているソフト(音源、シンセ、プラグインなど...)の設定画面が、大盤振る舞いで公開されちゃっています。

音楽を作っている人って、このへんの設定こそ企業秘密みたいなイメージだったので、この情報公開は大収穫でした。ちらっと引用すると、こんな感じ↓

Vip setteiti
出典:VIP - Vocaloid Important Producer- ボーカロイド楽曲制作テクニック

有料のものもありますが、設定値を参考にすれば無料のソフトやシンセでも再現できそうですよね。

むしろ同じものを買う→八王子Pさんを徹底的にマネする→オリジナリティを磨いていく。

って流れの方が、結果的にはやく成長できます。

ボカロ曲で使われるソフトの設定値が知りたい人は、いますぐ買って損はありません。

ケロケロボイスの作り方がわかる

ケロケロボイスの作り方がわかる

ケロケロボイス、一時期めちゃくちゃ流行りました。本著の中では、ロボットボイスと表現されています。どういう声かというと、こんな感じ↓

【YouTube】
【🐸ケロケロボイス🎙】オートチューンな"君が好き " 清水翔太 / covered by 財部亮治

もともとボーカロイドはロボットボイスなのだけれど、さらにロボットボイスにする方法がのっていました。

八王子Pさんは、Melodyne のピッチモジュレーションツールを使っていたんですね。勉強になります。

ケロケロボイスの作り方を知らない人は、目からウロコの内容です!

プロの楽曲制作スタジオの写真が、参考になる!

八王子Pさんのスタジオ写真が、参考になる!

16ページ目に、八王子Pさんの楽曲を生み出しているスタジオが掲載されています。ボカロPで有名になりたいキッズには、ノドから手がでるほどほしい情報です。

アーティスティックな雰囲気ただよう制作風景も、憧れてしまいますよね。

プロのボカロP音楽スタジオをのぞいてみたい人は、必読です!

サンプルデータで、ボカロ曲を分析したい人は必見!

サンプルデータで、ボカロ曲を徹底的に分析できます。

この本は、とにかくサンプルデータがたくさんついてきます。

たとえば、MIDIファイルを手持ちの DAW「Logic Pro X」にいれてみるとこんな感じでPartごとの進捗に合わせて、MIDIやWAVファイルで確認できるんです↓

Sample date bunsek

いたれりつくせりですよ。あとはほんとに、分析するだけ!って環境がかんたんに手に入ってしまいます。ここまで教えてもらったら、そりゃダンスミュージック 1 曲作れるようになれちゃいますよ。

ボカロ曲を、1から分析して作り上げたい人は迷わず買っちゃいましょう。

データは、BNN のサイトからダウンロード

データは、出版会社 BNN からダウンロードします。データ CD は付属されていません。

著作権の都合でフル URL は掲載できませんが、書籍の 23 ページ目に、ダウンロードの URL が記載されていますので、ご確認を!

著者「八王子P」とは

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image:Miku Creator's Project on Google+ ボカロクリエイターズインタビューSPECIAL +八王子ぴー

八王子Pとは、ニコニコ動画などで活躍するクリエイター。代表作に「Sweet Devil」「エレクトリック・ラブ」など、ダンスミュージックをベースにエレクトリックなサウンドが特徴的。

関連動画の総合再生数800万回を超え(2012年出版当時)、2012年2月にリリースされたファーストアルバム「elctric love」はオリコン初登場11位を記録している。

購入はこちら

電子書籍はありませんが、このタイプの DTM の本は、書籍がいいかもしれません。MIDI入力するさいに、紙ベースの方が目が疲れませんからね。

ボカロPになりたいけど、なにからはじめたらいいか悩んでいる人は、迷わず買って損なしです!

VIP - Vocaloid Important Producer- ボーカロイド楽曲制作テクニックのレビューまとめ

八王子Pさんの著書「VIP - Vocaloid Important Producer- ボーカロイド楽曲制作テクニック」のレビューを、まとめるとこんな感じです↓

レビューまとめ
  • ボカロPになりたい人を救ってくれる
  • 使われている DAW やソフトがわかる
  • 曲作りの手順を学べる
  • 小難しい楽譜じゃなくて、わかりやすいMIDI画面で学べる
  • ボカロちっくなダンスナンバーの作りかたがわかる
  • 設定値が丸わかり!
  • ケロケロボイスの作り方がわかる
  • プロの楽曲制作スタジオの写真が、参考になる!
  • サンプルデータで、ボカロ曲を分析したい人は必見!

MIDIやWAVのサンプルデータが、とにかくわかりやすくて分析しやすいです。ここまでお膳立てされてしまうと、あとは分析して自分の頭におとしこんだら...あとは曲を作るだけ!って感じになりますよ。

基礎をいちど勉強したら、アウトプットで曲をつくりながらさらに引き出しを増やしていくやり方が効率的です。

もっと引き出しを増やしたい方は、ほかにも DTM の本をレビューしていますので、参考にしてみてください↓

さらに、初心にかえって『1日1曲作れるように』と題して、DTMer のための初心者講座をスタートさせました。一緒に成長していきたい DTMer なあなたを、待っています。詳細は、こちら↓

サウンドオルビス

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サウンドテック・ラボ編集長兼ライター。「音楽×テクノロジー」で、あなたの「やってみたい」をお手伝いします。人生にドラマを!!

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