【VOCALOID5】MIDI読み込むで複数トラックになる解決法

「VOCALOID5で、メロディー用のMIDIを読み込んだら、複数のトラックになっちゃうんだけど原因はなに?」って疑問を解決します。
DAW で入力したメロディーの MIDI 音源を書き出して、VOCALOID5 で読み込むと、こんな感じでたくさんのトラックがでてくることがありませんか↓?
1つしかトラックがないはずなのに、VOCALOID5にいれると複数のトラックに分かれてしまうのは、MIDI 書き出しのフォーマットが原因なんですよ。
というわけで今回は、VOCALOID5でMIDIを読み込んだ時に、複数トラックに分かれてしまう問題の解決方法を解説します。
目次
【解決策】VOCALOID5で読み込むMIDIは、フォーマット1にする
解決策は、MIDI をフォーマット1で書き出すことです。
なぜなら、MIDI フォーマット 0 で書き出すと、VOCALOID5 場で複数のトラックに分割されてしまうからです。
たとえば、Logic Pro X で MIDI を書き出すと、デフォルトで MIDI フォーマット 0 で書き出されていました。設定を変更せずに MIDI を書き出すと、今回の症状が現れるんですよね。
MIDI フォーマット1で読み込んだ場合
MIDI フォーマット1で読み込んだ場合について、ご紹介します。
MIDI フォーマット1で読み込むと、VOCALOID5 上でボーカロイドトラックが1つだけ生成されて、意図通りに読み込みが完了します。
これで、メロディーだけ DAW で MIDI 鍵盤を使って打ち込んで、その MIDI データを VOCALOID5 場で活用することができますね!
具体的な解決策
VOCALOID5で読み込むMIDIは、フォーマット1にする具体的な解決方法を、ご紹介します。
解決策の具体的な方法は、DAW「Logic Pro X」の環境設定>一般項目>プロジェクト処理タブの「”MIDIファイルを書き出す...”で1つのMIDIリージョンをフォーマット0で保存」をクリックしてチェックを外すことです。
この設定がおわったとに、書き出したMIDIならば、VOCALOID5 で1トラックだけになりますよ。
【CUBASE】MIDI ファイルを書き出す
【ProTools】SMFの書き出し/読み込み ProTools の使い方
Logic Pro X じゃなくても、その他の DAW でも MIDI フォーマットを変更して書き出すことができますよ。ぜひ、参考にしてみてください。
【検証】VOCALOID5で、MIDI を読み込むと複数トラックに状態とは?
VOCALOID5で、MIDI を読み込むと複数トラックに状態を、検証してみましょう。実際に、再現できるかやってみましたよ。
まずは Logic Pro X の設定で、MIDI をフォーマット0で書き出すようにしておきます。
MIDI リージョンを、MIDI で書き出してみましょう。
VOCALOID5 で、MIDI フォーマット0で書き出したファイルを、インポートします。
MIDI のフォーマットが「0」だと、こんな感じで複数のトラックに分かれてしまいます。
いろいろ検証していると原因にたどり着けましたが、気がつかないこともあると思い記事にさせていただきました。
MIDI のフォーマットとは?
MIDI のフォーマットとは、MIDI ファイルを構成する形式のようなものですね。
MIDI フォーマットの構成は、ぜんぶで3つあるんですよ↓
- Format0
- Format1
- Format2
「Format2」は、現在ほとんど使われていないそうです。
とりあえず「Format1」の項目もしくは、「Format0以外」で書き出せる設定があれば試してみてくださいね!
まとめ
VOCALOID5で、MIDI を読み込むと複数トラックになる解決法について解説させていただきました。
歌ものの楽曲を作っていて、VOCALOID5 に MIDI を流し込んだときに気づきました。時間が空くと何回もおなじ間違いをしてるんですよね...最近物忘れがひどくて困ります汗。
忘備録的にまとめてみましたので、今回の記事があなたの悩みを解決するお役に立てていたらうれしいです。そのほか、DTM のプラグインについての記事はこちらをどうぞ↓
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※画像:操作画面より引用させていただきました
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