Zoomのカメラに、一眼レフを接続する方法。必要なものは?

「Zoom のカメラを、デジタル一眼レフで接続する方法を教えてください!」って疑問を、解決します。
最近のパソコンには、カメラが内蔵されています。ですが、ノートパソコンだと角度やカメラ位置を変更できないので、どうしても顔を下からしか映せないですよね。



- この記事でわかること
- Zoom のカメラに、一眼レフを接続するのに必要なもの
- Zoom のカメラに、一眼レフを接続するやり方
- Zoom に接続した複数カメラを、切り替える方法
Zoom のカメラを一眼レフに設定できたら、同僚や友人にくらべて、かなりハイクオリティな映像で WEB 会議できちゃいますよ?
追加で必要なものはありますが、手順どおりに作業をすれば一眼レフカメラを、Zoom で使えるようになる方法を、3ステップで説明しています。
けっして設定も難しくないので、ぜひトライしてみてください。パソコンの内蔵カメラでは表現しきれない、背景ボケで羨ましがられること間違いなし!
というわけで今回は、Zoom のカメラを、一眼レフで接続する方法について、徹底的にわかりやすく解説していきます。
目次
Zoom のカメラを、デジタル一眼レフで接続するのに必要なものは?
- 一眼レフカメラ
- HDMI ケーブル + HDMI 変換アダプタ
- キャプチャーデバイス + USB ケーブル
今回の検証で、Zoom のカメラを、デジタル一眼レフで接続するのに必要になったものを解説します。
追加で必要なものは、上記の必要なものリストの3つですね。1つずつ、詳しくみていきましょう。
1.一眼レフカメラ
ひとつめに必要なものは、一眼レフカメラです。検証につかってみた一眼レフカメラは、SONY(ソニー)の「α7II」です。
HDMI に映像を出力できる端子があれば、今回のキャプチャデバイスを使った方法で、Zoom のカメラとして使用できるはずですよ。
HDMI ケーブル + HDMI 変換アダプタ
ふたつめに必要なものは、「HDMI ケーブル + HDMI 変換ケーブル」です。
今回使った HDMI ケーブルは、外部ディスプレイを購入時の付属品です。HDMI 変換アダプタは、HDMI端子(タイプA)をHDMI-Micro端子(タイプD)に変換するものを、用意しました。
SONY α7II の HDMI 出力端子は、HDMIマイクロ端子(タイプD)なんです。
だから、そのまま HDMI 端子を接続することはできません。
HDMI ケーブルは付属のものを使用しましたが、改めて用意するなら安心のメーカー ELECOM(エレコム)さんの HDMI ケーブルがあれば大丈夫だと思いますよ。
変換アダプタは、わたしがもっているものを掲載させていただきました。参考にしてみてください。
キャプチャーデバイス + USB ケーブル
みっつめに必要なものは、「キャプチャーデバイス + USB ケーブル」です。
今回の検証で使用したのは、AVerMedia の「Live Gamer Portable 2」です。2020年5月20日現在は、4K に対応したモデルがリリースされていますね。パソコンと接続するための USB ケーブルは、付属のもので OK ですよ。
【公式】Live Gamer Portable 2 PLUS(AVT-C878 PLUS) | AVerMedia
今回の接続方法の中で、いちばん重要なアイテムですね。キャプチャーデバイスは、ゲーム実況をやってみようと思った方なら、知ってる人も多いでしょう。
むずかしいことは抜きにして、ざっくり Zoom で一眼レフカメラを接続する場合のキャプチャーデバイスの仕組みは、こんな感じです↓
基本的な使い方は、ゲーム機などの映像をパソコンに映すための機材です。パソコンでは、キャプチャーデバイスをカメラの映像として認識してくれるんです。カメラの映像を HDMI でキャプチャーデバイスに流すことで、Zoom のカメラとしてに設定できるようになるって仕組みですね。
さまざまなキャプチャーデバイスがありますが、わたしが使っているものを掲載しておきます。同じ方法でトライしたい方は、参考にしてみてくださいね!
Zoom に、一眼レフカメラを接続する方法【3ステップ】
Zoomのカメラを、一眼レフで接続する方法を、解説していきます。
だれでもできるように、3ステップで説明していきますね。ざっくりとした流れは、こんな感じです↓
一眼レフカメラを接続する
カメラとキャプチャー機材を、パソコンに接続する
設定を変更する
設定にある「ビデオ」のカメラ項目を、キャプチャーに設定する
Zoom 会議を開始する
一眼レフカメラで撮影している映像を、Zoom 会議の映像として使用可能です。



【ステップ1】一眼レフカメラと、キャプチャーデバイスを接続する
接続例 | |
---|---|
一眼レフカメラ | |
↓ 変換アダプタ + HDMI ケーブル | |
キャプチャーデバイス | |
↓ USBケーブル | |
パソコン |
ステップ1は、一眼レフカメラと、キャプチャーデバイスを接続します。
まずは一眼レフカメラの HDMI 端子に、変換アダプタをつなげた HDMI ケーブルを接続してください。
HDMI ケーブルを、キャプチャーデバイスの「HDMI IN」に、接続します。
付属の USB ケーブルを接続して...パソコンの USB と接続してください。
ここまでで、ステップ1は完了です。ステップ2では、Zoom の設定を変更してカメラを一眼レフにしていきますよ。
【ステップ2】Zoom のカメラ設定を変更する
ステップ2は、Zoom のカメラ設定を変更していきます。
Zoom 起動画面の右うえにある、歯車ボタンをクリックしてください。
Zoom の「設定」画面が、でてきました。はじめは「一般」タブがひらいていますよ。
左側タブのビデオを、クリックしてください。設定の中にある「カメラ」を、変更していきますよ。
「カメラ」の横をクリックしてみましょう。パソコンで認識しているカメラを、選択できます。
Live Gamer Protable 2 を、クリックしてください。
カメラをキャプチャーデバイスに設定すると、プレビュー映像が一眼レフカメラの映像になっているはずですよ。
内臓のカメラと違って、レンズの表現が加わってハイクオリティになっていますよね。設定は終わりなので、「設定」画面はバツボタンを押して閉じてください。
ここまでで、ステップ2は完了です。ステップ3では、実際に Zoom で WEB 会議をはじめていきましょう。
【ステップ3】Zoom で WEB 会議する
ステップ3は、Zoom で WEB 会議していきます。
Zoom の最初の画面で、新規ミーティングをクリックしてください。

音声をつなぐポップが表示されますので、コンピューターオーディオに参加するをクリックしてください。
あとは参加者をよんで会議をすれば、一眼レフで映している映像を、Zoom の会議で使用することができます。
一眼レフの電池切れに注意しながら、ハイクオリティな一眼レフ Zoom 会議を、これで楽しむことができますね。
ここまでで、ステップ3&Zoomのカメラを、一眼レフで接続する方法の解説はおわりです。
Zoom の WEB 会議で、一眼レフカメラの無駄な表示を、消すやり方は?
Zoom の WEB 会議で、一眼レフカメラの無駄な表示を、消すやり方を説明します。
Zoom のカメラに、キャプチャーデバイスを通して一眼レフカメラを設定すると...ピクトグラムや絞りなど、余計なカメラの情報が入ってしまいます。
例えば、こんな感じで↓

というわけで、この無駄な表示を消していきましょう。今回は、SONY の「α7II」を使って、HDMI 接続で出てくる無駄な表示を消す手順を解説します。
それでは、一眼レフカメラのMENU ボタンを押してください。

まずは、MENU設定のいちばん右側にある「セットアップ」を、えらびます。タブは「3」をひらきます。
HDMI 設定 を、選択してください。

HDMI 情報表示 を選択してください。

HDMI 情報表示は、なし を選択してみましょう。
すると...
こんな感じで、Zoom の画面に一眼レフカメラの無駄な情報が表示されず、カメラの映像だけが表示されるようになります。
一眼レフカメラの液晶が真っ暗になりますので、設定など変えるときは、Zoom の画面でやることになりますよ。
Zoom の WEB 会議で、一眼レフカメラの無駄な表示を、消すやり方の解説でした!
Zoom で、複数のカメラを切り替える方法
Zoom に接続した一眼レフカメラなど、複数のカメラをつないだ場合は、キーボードで切り替えることができます。
やり方は、とても簡単です。Zoom ソフトの画面したのビデオマーク横にある「∧」カメラを選択ボタンをクリックしてください。
マウスの操作でも、複数の接続したカメラをスイッチングで、切り替えることができますが...
- 切り替えるキーボードショートカット
【Mac の場合】
⌘ Command + ⇧ Shift + N
【Windows の場合】
Alt + N
キーボードのショートカットだけで、サクッと複数台のカメラを切り替えることができるんですよ。
今回は、一眼レフカメラと WEB カメラの2台接続でトライしてみました。正面と横顔の2台体制にすることで、決め台詞のカメラ切り替えで、WEB 会議にちょっとしたユーモアを織り交ぜちゃいます?
Zoom で、複数のカメラを切り替える方法でした。

まとめ
Zoomのカメラを、一眼レフで接続する方法と、必要なものについて、解説させていただきました。まとめると、こんな感じ↓
- パソコン
- Zoom
- 一眼レフカメラ
- HDMI ケーブル + HDMI 変換アダプタ
- キャプチャーデバイス + USB ケーブル
一眼レフカメラを接続する
カメラとキャプチャー機材を、パソコンに接続する
設定を変更する
設定にある「ビデオ」のカメラ項目を、キャプチャーに設定する
Zoom 会議を開始する
一眼レフカメラで撮影している映像を、Zoom 会議の映像として使用可能です。
【再確認】Zoom に、一眼レフカメラを接続する方法【3ステップ】
最近のパソコンには、内蔵カメラがついています。しかし、一眼レフカメラには、レンズを交換したり、大きなセンサーがついていることで、内蔵カメラの何倍にも映像のクオリティを上げてくれるんです。
みんなとは違うカメラを使うことで、ちょっとだけ Zoom の WEB 会議で差をつけてみませんか?

今回の記事が、あなたの Zoom を使ってみようとする悩みを、ちょっとでも解決できていたらうれしいです。
そのほか、Zoom について使い方や、初心者が実際に WEB 会議をはじめるまでの経緯を、まとめてみた記事を用意しました。
何をすればいいのか?はっきり分かるので、ぜひ参考にしてみてください。

参照元:Video Conferencing, Web Conferencing, Webinars, Screen Sharing - Zoom
※画像:操作画面をキャプチャしたもの
※掲載内容は記事作成時のものであり、現在は変更になっている場合があります。あくまでも、自己責任にてご利用いただきますようお願いいたします。